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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
What's new!
いつもお世話になっております! m(_ _)m 活動日誌 日々、更新中! 議会報告 H25.06.27 更新! Photo Album H27.12.13 更新! おかちゅう動画! 随時、更新中! 基本理念 H26.12.08 更新! | |
大みそか。
岡本忠藏事務所もお正月を迎える準備を終えました。 ショーケースの中は妻がアレンジした玄関花で、玄関にもお飾りをして、先日いただいたゆずり葉の鉢植えも少しお正月らしくして、右の謹賀新年のポスターは毎年ある方が手づくりで作ってくださいます。左の掲示物もお正月バージョンにしました。 去年の今頃はどうだったかなぁと振り返ると、12月初旬に長男が大動脈の置換と心臓の両方の手術をしてずっと入院していて府立医大病院と舞鶴の二重生活でした。本当はお正月明けと言われていた退院を病院にお願いして年内にしてもらって12月27日に自宅にみんなで帰ってきたのを思い出しました。帰る途中でJR二条駅の近くの天下一品でラーメンを食べながら久しぶりの家族で過ごす時間を噛みしめたものでした。 一方で私を取り巻く政治環境がどんどん複雑になっていって水面下で次々に圧力がかかるなど、やりきれない思いを何度もしたわけですがその都度いろんな方々からの有形・無形のお支えや協力をいただき、特に横道にそれることなく好きなように活動させていただいてきました。困ったことが起こると誰かが手を差し伸べてくれる、誰かが離れていってもそれ以上に新しい誰かが良き理解者となってくれる、私は本当に人に恵まれているなぁとしみじみ感じる1年でした。 また今年に入って2人目の子どもを授かったことが分かって、喜びを感じつつ戸惑いもあるのですが、障害のある長男の時とは違って、妻は少し心のゆとりを持ちながら自分のやりたい育児をやっているようです。娘が生まれた時には本当にたくさんの方々から祝福をいただいて、まるで自分のことのようにうれしいと言ってくださる方が何人もいらっしゃって、ああ、私たちの境遇を本当に心配してくださっているんだなぁと強く感じることが何回もありました。 来年はどんな年になるでしょうか。国政では新しい安倍政権のもとで、民主党政権とはがらりと変わる運営となっていくでしょう。党利党略ではなく、くだらないネガティブキャンペーンに振り回されるのではない地に足ついた政治が行われることを強く望みます。 また自分自身もしっかり研鑽をつんで議員としての責任を果たせる力を今以上に積み上げたいと思っています。 今年1年、お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。そしてみなさま、どうぞよいお年をお迎えください。 JUGEMテーマ:正月(三ヶ日) 林英臣政経塾 合同合宿。
京都府議会12月定例会の閉会後、そのまま福岡市に向かいました。私が所属している林英臣政経塾の1年を締めくくる合同合宿があるためです。東北・関東・関西・中四国・九州の各方面に所属する塾士や塾員による来年の活動や国是三綱領・国家運営方針の協議、そして政治家天命講座を受講している塾生の最終講座と修了認定など、様々な目的をもって全国から若手の地方議員や政治志望の者たちが結集しました。総勢70名ほどになります。 合間の時間を利用して来年の8月には国是議会や講義・研修を実施する予定としている太宰府天満宮に、会場の下見を兼ねて何人かで参拝しました。この拝殿の奥に本殿があると思うのですが、さらにその奥の施設をお借りできることになっています。 こちらが林英臣 塾長。野田佳彦 前・内閣総理大臣と同じ松下政経塾の1期生で、経営の神様と謳われた松下幸之助翁から『こいつはおもろいから必ず採用するように』との鶴の一声で入塾を許されたとか。松下幸之助翁の政治への志を受け継ぎ、さらに次の世代に伝えるために全国を股にかけて講演活動を長く続けてこられています。もう5〜6年のお付き合いですが、そういえばツーショットは初めてです。 すべてのカリキュラムを終えて記念撮影。わずか数名からスタートした林英臣政経塾もずいぶんと厚みが出てきました。今年の総選挙では初めて5名の衆議院議員を輩出しました。 ------------------------------------------------------------------------- 林英臣政経塾では政治家天命講座を運営し、のちに塾士となる人材を養成します。我々塾士はそうした学びを政治に置き換え、実際に行動し、理念を共有して政策を練っていくという、グループとしてはいわば発展途上の段階です。 今回は塾生たちが最終講座に臨み、最後の締めくくりとして修了認定を受けました。それと並行して我々塾士は、来年の活動をどのようにしていくかという基本的な内容を詰め、同時に国是三綱領を定めてその国是のもとに国家運営方針の中身について議論しました。この国家運営方針が上滑りした軽いものでなくしっかりと実のあるものとするために、さらに理解を深めるためもっと勉強しなければならないということで、来年は塾士の研修にさらに力を入れていくことと併せて林塾を世に知らしめていく活動にも遅ればせながら取り組んでいくことにもなりました。 私は対外的な活動すべてを担う『戦略部会』の部会長を拝命しているので今までにも増して忙しくなりそうですが、いろんな人脈をつくっていくチャンスでもありますし、みんなと一緒に創り上げていく理念や政策を京都府や舞鶴市に落とし込んで体現していくことが重要ですし、地元の様々な活動と併せて両立していきたいと改めて思っています。 JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政 国の出先機関の地方への丸ごと移管の現状。
京都府議会の12月定例会も佳境に入ってきていまして、先ほど平成23年度決算が決算特別委員会で議決されたようで、さらに今定例会での議案の審査と議決は先週に終了しており、請願審査も終了、今は各会派提出による意見書の調整が水面下でなされているようです。明日、最終の本会議が開かれて、今年・平成24年の主だった公務を終えることになります。 師走に入って総選挙があり、活動もそうですが何かと気ぜわしい12月でした。もちろん私は自民党の票固めをしていたわけですが、京都府など関西の府県や政令市、徳島県・鳥取県などが参画している関西広域連合でいうと、自民党を中心とした政権ができることによって戦略が変わってくることがあり、これまで積み上げてきたものを今一度取り組みなおさなければならないことが出てきました。 それは、『国の出先機関の地方への丸ごと移管』についてです。 関西広域連合はこれまで府県などが広域連携して広域医療・広域防災・広域観光等々の取り組みを進めてきましたが、『国と地方の関係を見直して地方分権の突破口とする』という旗印を掲げており、その当面の大きな目標はまさにこの『国の出先機関の地方への丸ごと移管』だったわけです。現在は建設省の地方整備局と経済産業省の経済産業局と環境省の地方環境事務所の移管を当面の目標と定めています。 ところが自民党は政権公約の中で、『国の出先機関の地方への移管は絶対反対』という内容の項目を盛り込んでおり、これまでの民主党政権の中で積み上げてきたものが大きく揺らいでしまっている状況になりました。連合長の井戸・兵庫県知事や全国知事会長の山田・京都府知事などが直接自民党に出向き、この部分の撤回を求めるなどの活動もしています。 先週の京都府議会での『関西広域連合に関する特別委員会』では、関西広域連合のこの行動に注文がつきました。総選挙の直前に、有権者への影響を左右するかもしれない活動を行政がしてもよいのか、また意見交換くらいならまだしも公約を撤回しろというのはやりすぎではないか、というものだったと思います。 一方で私は、前回、つまり9月定例会の時に以下のような発言をしました。 『おそらく今の与党は次の総選挙で大負けするだろう。政府の陣容も大きく様変わりするはずだ。その時に一からこの『丸ごと移管』への理解を求めていくのは大変だから、選挙前の今から各政党を回って関西広域連合の取り組みに理解をしてもらえる努力をし、あわよくば政権公約やマニフェストに『丸ごと移管』を盛り込んでもらえるように努力すべきだ。』という内容です。まさに今回のようなことが十分に起こり得ると考えて発言した経過があるので、特別委員会で出た別の委員からの発言は私にしてみれば承服できない内容になります。 ですので重ねるように、現状認識を聞くことと併せて、『それでいい、むしろもっとどんどん政府や与党との折衝を持って関西広域連合の取り組みを進めるべきだ。』と申し上げました。気の早い話ですが次の総選挙まで遅くとも4年、それまでズルズルといってしまっては、また同じことが起こるかもしれないのでスピード感を大事にしてほしいとも補足しました。 たくさんの政策を掲げて一度の選挙で審判を受けますので、応援した政党と今進めている地方の取り組みが噛み合わないことがある一例ですね。なかなか一筋縄ではいかないです。 JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政 警察常任委員会での所管事項の質疑。
京都府議会の12月定例会、今日は常任委員会の2日目でした。今日は昨日質疑した議案の議決とその他の所管事項の調査の日です。所属の警察常任委員会で私も所管事項の調査のための質疑を数点行いました。 一つ目は最近、鉄道などで頻発している盗撮行為の取り締まりについてです。盗撮は携帯電話等でのものから巧妙な手口のものまでいろいろあるのですが、カメラ付きのダイバーウォッチやペン型のカメラなどを利用した盗撮もかなりあるというのです。京都府内でも盗撮の検挙件数が平成23年で69件のうち7件が、そして24年でも72件のうち4件がそうした案件だとの報告を受けました。 犯罪に利用されやすいようなデザインのものはメーカー等にひかえるようにできないものかと思うのですが実際はなかなかそうもいかないのが実情らしく、とにかく痴漢や盗撮の防止や検挙のために警察のスキルを上げていく、というお話でした。 次に京都市東山区の祇園で軽ワゴン車が歩行者を次々にはねて7人が死亡、12人が重軽傷を負った事件が4月にありました。現在調査中で、被疑者が死亡しているため本当に持病のてんかんによる暴走だったのかどうかも厳密にはまだ確定できていないということでしたが、いずれにせよ免許更新時等に運転の適性に関わる内容をしっかりと申告・確認できる枠組みを検討していく、ということでした。 また特に京都市内で問題となっている自転車の関わる事故や悪質違反の取り締まり、啓発についてです。昨年にこの件を京都府警察の重点課題として取り締まり強化を始めておよそ1年が経過し、現時点でのその概要について報告を求めました。 こちらはかなり頑張っている様子が伺えますがなんせ自転車の利用者は膨大です。数値で見ると若干改善がみられるものの、府民からは相変わらずマナー違反が多いとの苦情がたくさんあるようで、取り組みの方向性に若干の手ごたえを掴みつつあるのでさらに緩めずに取り組んでいくという内容でした。 4点目は水上警察についてです。京都は北部地域が海に面していますので、水上警察の部隊があるのですが、特に密猟について水産事業者からの切実な要望が上がっています。密漁者は一般人や釣り人などを装って岩場に行き、放流しているサザエやアワビなどを無断で取っていくという事件が後を絶ちません。海上保安庁や水上警察がそのために警らをするなど防犯に努めているのですが、船舶が見えると貝を海の中に投げ捨てて何事もないようにふるまうなどされてしまうので密漁は現行犯で抑えることが重要で、この対応には機動性が求められると私は思っています。 そこで活躍が期待されるのが水上バイクです。密漁への取り締まりに対する強い要望と併せて現在3台導入されている水上バイクについて質疑しました。 いろいろとやり取りをしていたら自分の質問の持ち時間がギリギリになったらしく委員長からその指摘を受けてしまいました。自分としてはまだまだ残り時間があるような感じでいたのですが、質問者は夢中になっていますので時間の経過が分からないことはしばしばあります。若干、消化不良になってしまいました。また次の機会もあるので、自分の考えも整理しておきたいと思います。 JUGEMテーマ:警察 総選挙 2012。
私も時にはマイクを持ち、声をからしました。人手不足のため6時間ぶっ通しでカラスをした時は久しぶりに声がガラガラに。血管が切れるかと思うくらい力を込め、本人になり代わって心をこめて訴えました。 私は候補者ではありませんが、私をのぞき込んだり笑顔で応えてくださったり、もしかしたら候補者本人と勘違いしてらっしゃるのかもしれませんね。選挙は一期一会。それくらいの気迫を込めて訴えたつもりです。 龍馬プロジェクト全国会の会長で自民党公認候補の神谷宗幣さん。彼の人脈で全国から多くの地方議員が応援に駆けつけてきました。安倍総裁も小泉進次郎さんも、次々とビッグネームが彼の選挙区に入りました。 我が京都第5選挙区は、自民党前総裁、谷垣禎一さんががっちり議席を獲得されました。来賓のあいさつからも、日本のために働くと同時にこの冷え込んだ京都北部に活力を与えてほしいと力のこもった激励の言葉が出ました。 勝利宣言の後はさっそくこうして囲み取材が。自民党の重鎮ですから、これから一つの勢力としての影響力を発揮されていくのだと思います。 ------------------------------------------------------------------------------ この記事を書いているのは平成24年12月16日の14時半ごろ、まだ投票の最中です。夜の20時になってから表示されるようにブログを設定しました。 京都府議会は、これがいいのかどうかは別にしてこの1週間休会となっていまして、実質総選挙の実働部隊である京都府議会議員は選挙にほぼ専念していました。私は地元の京都5区としては前・自民党総裁である谷垣禎一さんの票の積み上げのために活動をしていまして、それ以外にも他の選挙区の立候補にこぎつけた同志というべき若手の候補者の支援にも入りました。 現時点でその当落は分りません。ただ、今回ほど急に立候補が決まって急あつらえの選挙をした候補者が多かった選挙は初めてではないでしょうか。それは日本維新の会を中心とした第三局と呼ばれる政党で顕著でした。ただそれ以外の主要政党でも同じような側面があり、準備不足なままで選挙に突入した陣営のすべき活動の壮絶さは、選挙を何度もやってきた私にとって想像に難くありません。 おそらく総じて十分に体制を整える時間があったのは自民党と公明党、そしてみんなの党かな、という印象を持ちます。そして実は解散を決定した首相をいただく民主党はかなり準備不足だったことがうかがえました。この時点でも多くの選挙区で候補者が決定していないままでしたから。 私はこの状態ですから野田首相は来年まで解散しない、そしてメディアなどから自民党や日本維新の会のあらさがしが出てくるかもしれないこの数ヶ月間を我慢し、他党の支持率の低下を待って解散すると思っていましたから本当にビックリしましたし、自分の先見性のなさにガッカリもしたものでした。 ですからよほど何か起死回生の作戦か切り札があって急転直下の解散をしたのかな、と思ったら、選挙の日程が近づくにつれてそうでもないということが分かってきて、報道でも民主党の獲得議席予想がボロボロの状態であることが連日示され、リーダーとして一体何なんだと少なからずあきれているのが正直なところです。 それはそれとして、何人か懇意にしていたり同志である候補者が全国のいくつかの選挙区で人生をかけた戦いに臨んでいますので、そちらの結果を待ちたいと思っています。 JUGEMテーマ:第46回衆議院総選挙2012 府政懇談会。
一年を通じて規模の大小を問わず府政懇談会や座談会を開催しています。しています、というよりもさまざまな機会を通じていつもそういうチャンスをうかがっていまして、ご無理をお願いしてお互いにお声掛けいただいて、いろんな地域でお話しさせていただく機会をいただいている、という表現が正しいと思います。昨日は今年一番の寒さの中、雪のちらつく中を地元の集会所をお借りして座談会を開いていただきました。 いろんなところにうかがいますが、こんな横幕を掲げていただいたのはさすがに初めてでした。つくしまで描いていただいて、もっともっとどんどん伸びていきなさい、というご期待をいただいているのでしょうか。ありがたいことです。 今回お話をさせていただいたのは、舞鶴市の活性化のためにどんなことをしようとしているか、ということです。 まずは前段として、現在行われている衆議院選挙のお話を、特に各政党の経済対策・景気対策の考え方についてさせていただきました。私が思うに、都道府県が一生懸命に融資制度などを設けて地域経済の下支えをさせていただいたとしても根本的な解決になりえないという限界を強く感じています。私の地元・舞鶴市の場合は基幹産業として、自動車など様々な製品のガラスをつくったり造船であったりという、海外への輸出の動向が大きく左右する企業があります。こうした事業者への最大の支援は、現在の経済成長が横ばいの中での円高に苦しんでいる実情を鑑みて、適正な水準へと円安にするということではないか、というお話をさせていただきました。 また、京都舞鶴港の振興をどうやって進めていこうと考えているか、そのための港湾整備と国道27号西舞鶴バイパスの整備の必要性、白鳥トンネルの拡張についてなどの基盤整備についての現状を報告させていただきました。 あと、日本のエネルギー政策の中で京都がやろうとしているLNG発電所の建設について、ぜひ舞鶴で誘致したいという考えもお話ししました。今年の初めに舞鶴市議会で提言してもらい、先日も舞鶴市長さんが京都府に直接要望されている案件で、京都北部の地域経済の活性化と合わせて原子力発電と将来の自然エネルギー政策の確立との間をつなぐ、中期的なエネルギー政策の一翼を担う自治体として舞鶴を売り出していきたいともくろんでいます。 もちろん参加していただいた方々からも様々な質問やご意見をいただきます。地元としての要望もお聞きしますし、極めつけはTPP問題についてでした。今回の会場は農村部ということもあって非常に関心が高く、しかも細かいところまでよくご認識されていました。 いくつか宿題をお預かりしましたので、その点についても後日調査してお返ししなければなりません。地域住民のみなさんと議員とでこういったキャッチボールをさせていただきながら一つ一つ解決できるように動いています。もしよろしければ、ご連絡いただければどこへでも参上いたします。ぜひお声掛けください。 JUGEMテーマ:政治 天皇皇后両陛下の奉迎。
今日は京都府議会の12月定例会の開会日ですが、現在もまだ開会していません。それは、ちょうどこの日に天皇皇后両陛下がご公務で京都に行幸啓されるということで、私たち京都府議会議員もお迎え奉ったからです。 場所はJR京都駅でした。私が集合時間の少し前に新幹線の出口付近に行きますと、すでに多くの国民のみなさんが集まっておられ、国旗の手旗がたくさん揺れていました。これは特に持参されていたものではなく、おそらく宮内庁の職員か誰かが、『よろしかったらどうぞ』と言って配っているものです。準備している国旗はいつもすぐになくなってしまうという盛況ぶりで、陛下を一目見ようと後から後から次々に集まってこられます。 陛下をはじめご皇族の方々が京都にお入りになる場合、基本的に事前の広報はありません。もちろん国家としての機密事項であり安全上の配慮に違いないので、今日あれほど集まっておられた方々は、たまたま偶然京都駅に居合わせた人たちです。中には外国人観光客などもたくさん混じっていて、ニッポンのエンペラーの姿を見ることのできる誠にラッキーな方もいらっしゃるわけですね。 以前に京都駅で奉迎した時、たまたま学生さんたちがたくさんいる時間帯になったことがありました。あの時は女子高生たちも騒然となっていました。ギャルや、古い言葉かもしれませんがコギャルと思しき人たちも、それは興奮気味に、あの集団の中に混じって今か今かと陛下が出ていらっしゃるのを待っていたのを思い出します。陛下が出て行かれた後もその興奮が冷めやらず、友達か誰かなんでしょうか、『天皇見たで、天皇!今から写メ送るわっ!』などと叫んでいる風景があちらこちらでありました。 これを『陛下に対して失礼だ』とか『しつけがなっていない』とまゆをしかめる人たちもいらっしゃるのでしょうし私もその時はそう感じました。しかしそれと同時に、私は日本人はまだまだ捨てたものではないな、とも思ったのです。つまり天皇陛下に対する無礼さは、ひとえに教えられていないからに違いありません。だから仕方がないといえば仕方がありませんし、ちゃんとそういう天皇の歩みや歴史が教えられていない今日までの教育に大きな問題があるのだと思います。あのギャルたちの姿は良くも悪くもまさに我々の写し鏡なのでしょう。 ところがその教えられていない青少年たちが、どこかのアイドルを見るよりもずっと大きな興奮を持って天皇陛下をお迎えし、その感動をすぐに人に伝えようとしていた姿を見て、私はすごいと感じたのです。きっと日本人の心の中には、天皇を敬ってやまない精神を持つDNAが今でも伝えられているのでしょう。そう思うと少しホッとしますし、また政治の責任の大きさも痛感するわけです。 私たち京都府議会議員は施設の中の廊下で、天皇皇后両陛下をお迎え奉りました。先導をするのはその施設の管理者ということに決まっていまして、JR京都駅の場合は京都駅の駅長になります。その少し後ろを天皇陛下が、さらにその少し後ろを皇后陛下がお歩きになっており、私たちの前で一度立ち止まられ、『ご苦労さま』とお声かけいただきました。その後ゆっくりと一人ひとりの目をご覧になられながら歩を進められるのです。当然私とも目を合わされるわけで、私は体が震えるような感覚を覚えました。よくお年寄りが涙を流されながらありがたがっている様子をテレビで見たりしますが、あの感覚、私はよく理解できます。 そのあと両陛下がドアの外に出られるといきなり『わぁ〜っ!』っと大きな歓声とともに国旗が大きく揺らされる音でいっぱいになり、その中をまた両陛下が一度足を止められて国民のみなさんにお応えになり、そこまで丁寧に私たちに応対されてからお車に乗り込まれ、出発されました。 今京都では、政界や財界などが集まって『双京構想』という概念を提唱しており、その中で首都機能のバックアップをする中で、ぜひご皇族の方々に京都にお住まいいただこうと提唱しています。私はこれまでの日本の歴史をかんがみた時に大賛成だと考えているのですが、まだまだ胸を張ってお迎えできる環境とは言えないとも考えています。京都にお迎えできる素地があることは今日も十二分に確認できましたが、歴代の天皇がどのようにして日本をお護りになって今日に至っているのか、我々がもっとしっかり学ばなければならないことがたくさんあるのだろうなと思っています。 JUGEMテーマ:天皇について | |