京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
平成23年9月定例会 一般質問
【質問項目】
1.原子力防災について
2.京都舞鶴港について
3.京都府教育振興プランについて



 京都創生フォーラムの岡本忠藏でございます。
 私は質問事項を3項目に絞り、通告に従って知事ならびに関係理事者に質問をいたします。

質問1:原子力防災について

 初めに、原子力防災についてであります。
 去る311日に発生した東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた東日本大震災は、発災後半年を過ぎた920日現在で、死者15,799人、そして行方不明者4,053人という、まさに人類史上最悪規模の未曾有の大災害となりました。愛する肉親を一瞬にして奪われ、私財をなくし、長期にわたる過酷な避難生活を余儀なくされた方々は数知れず、言わばすべてが失われたのであります。これで深い悲しみに打ちひしがれ、途方に暮れないはずがありません。そのような中にあっても、被災された地域住民の方々は、歯を食いしばり、復興に向けて歩み始めておられるわけであります。改めてここに、亡くなられた方々に対しまして謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げ、一日も早い復旧・復興をご祈念申し上げる次第であります。

 さて今回の大災害で私の脳裏によぎったのは、平成161020日の台風23号による災害であります。規模の違いはあれ、あの時、私の地元・舞鶴市を含む被災地の地域住民は皆一様にやるせない思いでありました。そんな中、お互いに力を合わせて頑張ろうという気持ちを高め、背中を押してくれたのが災害ボランティアの方々でした。私は、舞鶴に来てくれた方々に直接はご恩返しできないけれど、その気持ちを東北の被災地にお返しさせていただこう、また何より一国民として、国難ともいうべき事態にほんの少しにしかならないけれど復旧・復興のお手伝いをさせていただこう、そして政治を志す者の端くれとして、現地で見聞きし体感したことを政治の現場で活かさなければならないという思いで、単身で被災地に向かい、ボランティアをさせていただきました。

 
すべてがもぎ取られた現場に立ち、私は言葉を失いました。ご遺族であろう、花を手向けていらっしゃるご家族の後姿を見、胸が張り裂けるような思いをしました。がれきの片づけにうかがった家のご主人は、別れ際に頑張ってくださいねと声をかけると涙をいっぱいに浮かべ咽びながら、震える声で頑張りますと言っておられました。夕食の時に居合わせた地元の方々は、自分は被災していないにも関わらず次々に私の手を取って何度も何度もお礼を言われました。がれきの集積所では、自分の背丈の何倍もあるがれきを見上げ、立ちすくみました。東京電力福島第一原子力発電所の警戒区域ギリギリまで行ってみましたが、住民もボランティアも入ることができず、グチャグチャになった家屋は全く手つかずのまま数ヶ月間放置されていました。自分が会った福島県川内村のお年寄りのご夫婦は、飛散した放射性物質による危険のため、今もきっと自宅に戻れていないことでしょう。

それでも、おそらく誰もが思っていることでありますが、未来のためにこの悲しい現実を乗り越え、教訓にして今後また起こるかもしれない危機のために備えなければならないのであります。

 さてそこで質問であります。特に東電・福島第一原発で起こった国際評価尺度『レベル7』の重大事故に鑑み、すでにできることから着手されているところでありますが、主体的に行政として原子力防災に取り組もうとするならば、その一里塚として、福井県若狭地方に立地している数々の原子力発電所の安全対策に対して今以上に関与すべく、山田知事がかねてから述べておられるように、本府が原発立地県と同等の権限をまずは持たなければならないと考えます。改めてそのご所見をお伺いするとともに、電力事業者との協議等、現在の進捗状況と併せ今後の具体的な取り組みについてお尋ねいたします。

 次に避難計画についてであります。まず私は、国に先駆けて府独自にEPZ、いわゆる原子力防災を重点的に充実すべき地域の範囲を半径20kmに広げられた山田知事のご判断に深く敬意を表するものであります。このことを端的に言えば、国で定められた半径810km圏内で実施されてきたことを、20km圏内でも府独自に取り組んでいくということであります。すでに本府の各部局や警察本部等において予算化され、着実に実施されつつあるわけでありますが、とりわけ最大の難関は避難計画の策定についてであると存じております。特に舞鶴市の避難計画においては、実に85千人規模の計画を確立しておかなければなりません。また内部被ばくを防除するために服用するヨウ素剤ですが、今日までは舞鶴市内と綾部市内で保管されており、さらに5月議会での補正予算でEPZ20km圏内の地域住民のためのものも追加補正されました。思うにその課題は、内部被ばくする前にどうやって対象となるすべての地域住民に服用させるのか、ということであります。そこで質問でありますが、これらの課題に対し、どのような手順を踏み、どのような手法をとるのか、それがいつの時期に府民にお知らせできるのか、またその実効性を担保するためにどのような手だてを講じていかれようとされているのか、併せてご所見をお伺いいたします。

 
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| 議会報告(府議会) | 2011.09.30 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
明日(9/30(金))、一般質問に登壇します。
明日、京都府議会本会議の一般質問に登壇します。
(1)原子力防災について
(2)京都舞鶴港について
(3)京都府教育振興プランについて

13:15からのトップバッターです!
ネットでライブ中継もありますので、よろしければぜひご覧ください。
 以下のようにたどっていけます。

京都府議会 ⇒ インターネット中継 ⇒ ライブ中継はこちらから ⇒ 本会議

以下のリンクからもアクセスできます。
http://211.5.166.28/gikai/index.asp

心を込めて質問いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

JUGEMテーマ:地方議会

| 京都府議会 | 2011.09.29 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
護衛艦『あけぼの』 艦上レセプション。
h230925:護衛艦『あけぼの』
海上自衛隊舞鶴地方総監部の北吸岸壁には、舞鶴を母港としていない艦船が停泊することもあります。この護衛艦『あけぼの』は第一護衛隊群所属で佐世保を母港としている艦船ですが、今回はロシア海軍との合同演習を日本海で実施するためにこちらに寄港しました。

日本の自衛隊は聞けば様々な外国の軍と共同で演習しているそうで、『舞鶴の護衛艦がアメリカに行っていた』なんて話はよく聞いたりしていたのですが、その中でロシア海軍との共同演習を実は何度も行っていたというのは初めて知りました。

数日前ですが、その演習に参加している護衛艦『あけぼの』で艦上レセプションが開催され、お招きいただいて参加させていただきました。もちろん海上自衛隊の主催で、私たち地元の者に加え、ロシア海軍の軍人さんたちもたくさん参加していつもと違う雰囲気です。この日はちょうど、プーチン首相がどうやら大統領に復帰するらしい、そしてメドベージェフ大統領が首相になるらしいという報道が出たばかりで、そんな中でのロシアの人たちとの懇親の場でした。

外国の方と話す機会は職業柄少しはありますが、ほとんどは先方が日本語ペラペラであることがほとんどで、そうでなくても通訳が横に付きます。しかし今回のように大勢の人がいる場合、わずかしかいない通訳を私ごときが独占できないのでコミュニケーションが大変です。
画像の彼は東日本大震災のお見舞いを私に言ってくれ、原子力発電所の対応など大変だろうと思うが頑張ってくれ、私たちも応援するよと励ましてくれました。私は、迷惑をかけて本当に申し訳なかった。そして危険な状況の中で災害復旧に駆け付けてくれたロシアのみなさんに感謝する。必ずこの問題を解決し、自然エネルギーの導入などで日本が世界のトップランナーになるから見ていてくれ、と返しました。

地元参加者の中に海上自衛隊OBもいらっしゃったので、ロシア海軍とは昔から交流はあったのかと尋ねると、『とんでもない』と苦笑いして、そして当時は冷戦下だったから当時のソ連に対しては自分たちはとてもナーバスだったよと教えてくれました。これも隔世の感があるよなぁなどという話を聞くと、やはり時代は刻々と移り変わっていっていて、平和を維持させていくために努力を重ねていくことの大切さを感じました。

JUGEMテーマ:自衛隊について 

| 自衛隊と共に。〜陸海空〜 | 2011.09.28 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
祝・海上自衛隊舞鶴航空基地 開隊10周年!
h230923:舞鶴航空基地(1)
h230923:舞鶴航空基地(2)
h230923:舞鶴航空基地(3)
h230923:舞鶴航空基地(4)
h230923:舞鶴航空基地(5)
今日は海上自衛隊舞鶴航空基地の開隊10周年記念式典が開催されました。護衛艦などの作戦は哨戒ヘリと一体的に運用することによって威力が発揮されます。長い間、舞鶴地方総監部を拠点として海上自衛隊の艦船が展開していて、航空基地が10周年というのは意外な気もしないではないですが、基地の整備には長い期間をかけて地域住民のみなさんのしっかりとした理解を得て丁寧に進めてこられた経過があります。

最初の数枚の画像は舞鶴航空基地の10周年の記念切手でして、今月いっぱいの期間限定での発売だそうです。私は地元の市場郵便局で購入しました。

JUGEMテーマ:自衛隊について
 

| Photo Album | 2011.09.23 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
医療を守るために。
昨日は京都府議会の9月定例会開会の本会議が開催されました。まだ電力分散対応のための14:15開会だったこともあり、午前中に京都府立医科大学附属病院での所用を一つ入れていましたので、朝7時に自宅を出ました。

台風15号の影響を考慮して午前10時の約束のために30分ほど早く出たつもりだったのですが、舞鶴東インターに行くと、『舞鶴西インターからは通行止め』というではありませんか!仕方がなく西舞鶴からは国道27号を走り、京都縦貫自動車道は速度規制があったものの何とか乗ることができ、それでも駐車場の大行列もあって大幅に遅刻してしまいました。大変失礼いたしました。

道中ではたくさんメールや電話が入ってきて、道路冠水や土砂崩れ、そして由良川の情報などいろんな方々から教えていただいたのですが、府や市の対応の状況も同時に確認しながら車を走らせました。急な災害はある意味仕方がないのですが、上福井の国道など、以前から要望していた箇所もやはりひどく冠水していたので、こちらは改めてお願いしていこうと考えています。

府立医大病院では久しぶりにお会いした先生に、『舞鶴は大変でしたねえ。』といの一番にお声掛けいただいてしまいました。中丹地域医療再生計画や医師確保が大きな争点となった舞鶴市長選挙のことを指しておられるのです。へき地や周辺部ではなく、最先端医療を担う医師から暗に『舞鶴の医療は嘆かわしい』と言われたわけで、何とも複雑な心境でした。直接関係はなくても、京都府立医科大学という京都北部の大半の医師を派遣している組織として、大変な関心を持っていただいていることがうかがえます。

あと、私は医療問題に向き合うとき、医師が着任しにくい地域にいかにして医師を確保し、地域医療を支えるお手伝いができるのかということばかりに目が向いていたのですが、実は優秀な医師を育て、後継者にしていくことの難しさは京都市内でも同じことのようです。私の子どもは10ヶ月の時に、説明を受けても信じられないような手術を実際に受けました。こうした極めて高い医療技術を備えた医師の育成は一朝一夕にはいきませんし、またその医師がそのままその病院に残るかどうかも分かりません。しかしだからと言ってそれができないことには医療は守られません。そこから逃げずに政策や事業でそうしたことが担保できなければならないわけで、医師の気持ちを汲み取ることや医療に集中できる環境をどうやって整えていくかが我々の大きな宿題であることを改めて強く感じました。

また改めて今定例会でどんなことが議論されるかは書こうと思いますが、補正予算案の中で、若手医師への奨学金について、一定の基準をクリアした場合に返還しなくてもよい措置がなされています。あの手この手を尽くしていかなければならない課題だと認識しています。

JUGEMテーマ:医療崩壊
 

| あんしん・あんぜん | 2011.09.22 Thursday | comments(4) | trackbacks(0) |
政策常任委員会。
何度かここで書いたことがありますが、京都府議会では『政策常任委員会』という位置づけで、一つのテーマに絞って調査や報告を受けたり質疑や意見交換をしたりする委員会を定期的に開いています。警察常任委員会の政策常任委員会が昨日、他の委員会と同時開催で開かれ、大規模災害が起こった時の京都府警察本部の対応について議論されました。

まず大規模地震が起こった場合、京都府警の主要な建物は耐震性能が著しく低いものが多くあるため、建物が使えなくなった場合の対処や、災害に対して警察の機能を最大限に発揮できるような体制のシュミレーションをどのようにしているかということ、東日本大震災での活動報告、先日の台風12号災害における支援の状況、大規模災害を想定した防災訓練の実施状況、等々の報告を受けました。

私からは、まず大規模災害における女性警察官の役割について、自分の所見とともに質問しました。
東日本大震災には京都府警からは合計6名派遣したということで、特段、女性を派遣してほしいという警察庁からの依頼はなく、任された役割に合わせ、女性警察官を入れたほうがいいだろうと思われる場合に京都府警の判断で派遣部隊に女性を入れていたそうです。

数年前、原子力防災訓練を京都府・福井県・そしてたくさんの関係機関が参加して実施した際、地域住民に対し、放射性物質が体に付着していないか検査し、反応があった場合に除染する作業を陸上自衛隊が担っていました。
実際の時には男性と女性を別々のテントに分けて実施するとの説明を受けたのですが、問題は陸上自衛隊にいったいどれくらいの女性隊員がいるのかということです。たぶんほとんどいないんですね。ではこうした女性特有の作業をしなければならない場合、市役所の事務吏員の女性では、そういう訓練を想定していませんからもしもの時の対応に不安がありますし、消防隊員にも女性は極めて少ない、海上自衛隊は少しは多めにいらっしゃいますが海自独自の任務でてんてこ舞いになるだろう、そう考えると、女性警察官の運用が有事の際にはとても重要になるだろうと私は思っています。こうしたことを念頭に置いた大規模災害への体制や備えを要望しました。

あと、5月議会でEPZ20km圏内の災害対応のため、警察本部でも防護服などの拡充のための予算を議決しましたので、その執行状況を聞いたところ、すでに発注はかけているのですがまだすべてが配備できていないということでしたので、早期の対応も合わせてお願いしました。

さていよいよ9月定例会が来週、21日に開会します。今回、私は一般質問をする予定となっています。現在、内容を練っているところでして最終段階にまで来ています。こちらも気合を入れて頑張ろうと思います。

JUGEMテーマ:防災
 

| あんしん・あんぜん | 2011.09.15 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
禊(みそぎ)
h23.09.08:禊
生まれて初めて滝にうたれ、禊(みそぎ)をしました。妻お手製のふんどしです。隣は次の衆議院議員選挙に兵庫7区から立候補を予定している畠中光成さん。禊の意味や作法をご指導いただきました。 少しはけがれは払われたのでしょうか。

| Photo Album | 2011.09.08 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
今年のふれあい心のステーションは。
h230907:ふれあい心のステーション
今年も『ふれあい心のステーション』が開催されました。毎年、大丸京都店で開催されています。このイベントを通じ、京都府立の支援学校や盲学校で製作された作品を生徒自らが販売することによる、経験から通じた能力の育成をはじめ、学習意欲の向上や就労支援につなげていこうという取り組みです。

もちろん我が地元・舞鶴支援学校の生徒たちも頑張っていて、毎年可能な限り激励を兼ねて京都大丸を訪れるようにしています。これまでに、藍染の暖簾を年に1枚、合計3枚購入するなど、はばかりながら売り上げには少しですが貢献させていただいています。

どの学校も年々、製品のレベルが向上していると思います。お互いに切磋琢磨してこれからも頑張ってほしいと思いますし、できることを応援しなければと考えています。

今年、っていうか今日購入したものを画像でご紹介します。
ブルーのガラスの皿は、料理に使ってもいいのでしょうが、うちの事務所のショーウィンドウに飾るために購入しました。私の事務所は商店街にあるもので、けっこう歩行者が通られるのです。よく通りすがりに事務所のショーウィンドウを眺めていっていただくことも多いので、舞鶴支援学校のPRも兼ねて、飾ることにします。3,000円でした。

ところで皿の上に載ってるメロンですが、実はこれも舞鶴支援学校でつくったメロンなのです。今日までこんな取り組みをしていることを私は知らなかったのですが、今年やっと人様に売れるメロンができたと校長先生は笑っておられました。また私がいる間にも飛ぶように売れてるんです、このメロン。私もあわてて大サイズのメロンを購入しました。1,000円でした。

おそらくメロンを育てることのご苦労はあると思うのですが、私が感心したのは、メロンに挑戦しようと考えたその発想力と心意気です。

障害者の所得は健常者とは比較になりません。なので共同作業所などは、何とかして障害者の所得水準を上げようと試行錯誤されています。そのキーワードは、継続性と単価です。

つまり、毎日消費できるもの、かつ販売単価の高いもの、さらにはなるべくたくさんの人に製作過程に関わらせること、この3点が障害者の所得の向上に必要不可欠なことではないかと私は考えています。

思うに舞鶴支援学校はそういうことを十分認識していて、つくるのがあまり難しくなくて、販売単価が高くて、できればなるべくたくさんの生徒に関わらせて、そうした経験をなるべくたくさん積ませて卒業させ、社会に順応させようという意図があるのだと思います。

きっと今日、大丸京都店で販売実習に参加した生徒さんたちは充実感にあふれていることでしょう。少しでも多くの経験から自信を得て、これからの人生に活かしていってもらいたいものです。

JUGEMテーマ:福祉と生活 

| やさしさと自立と。〜福祉に思う〜 | 2011.09.07 Wednesday | comments(2) | trackbacks(0) |
舞鶴市長公舎について考える。
前回の記事(台風の日は。:2011年9月4日付:http://tyuzo.jugem.jp/?eid=762)で閲覧いただいた方からコメントをいただきました。そのうち、多々見市長の市長公舎についてのお尋ねについて、私なりの所見をここで述べさせていただきます。 

今回のような大型台風などによる大規模災害の危険がある場合、通常、行政は災害対策本部を設置します。今は台風の動きや暴風雨の動向がかなり予測できるようになっていますので、気持ちは災害のことを頭に入れつつ、市長はスーツから作業服に着替えて通常の仕事を行い、夜中でも必要があれば市役所に飛んでくる、という具合になっていると思います。
ですので災害対応が現在の住所であるが故に後手に回る、ということはないのではないかと考えます。

さて、しかし私が強く懸念するのは、市長公舎を新たに規定を設けてまで設置する意図です。先代の斎藤彰さんや先々代の江守光起さんは、舞鶴生まれの舞鶴育ちで自宅があり、公舎は必要ありませんでしたので、既に市長公舎という制度は事実上廃止されていたと思います。十年以上も前に市長公舎は使用されていない・あるいはなくなっていたのです。

それをあえて多々見市長は自らの住宅のために市長公舎の制度を復活させました。これは舞鶴市議会の6月定例会でも議会から指摘をされたと聞いています。この事実から押さえるべきポイントは2つあると思います。

まず一つ目は『既得権益』。
誰だって、家賃なし、あるいは格安で家に住めればこんないいことはないですよね。しかし一般の市民にそんな不動産を提供してくれるところがあるはずがなく、みなそれぞれの家庭環境や収入に合わせて購入したり賃貸したりして、相応の出費をされているのです。しかし多々見市長は市長であることを利用して市長公舎という位置づけのもと、市民の血税の一部を自分が住む家の家賃に充当させました。法律には違反していないのでしょうが、この不景気の中で必死に家計をやりくりしている圧倒的大多数の舞鶴市民のみなさんの立場から見れば、どう思われるでしょうか。

二つ目の視点は『舞鶴への愛着と責任感』です。
市長公舎に住むということは、いわば市長の間だけ住める『仮の住まい』ということです。多々見市長はもともと金沢の方だと伺っていますが、市長職が務め終わったら、もしかしたらさっさと舞鶴を離れられるおつもりなのではないかと感じてしまいます。そうした舞鶴への愛着心や執着心が薄いと感じざるを得ない市長さんが、ぎりぎりの判断を迫られたときに本当に全身全霊をかけて自己の責任において体を張って舞鶴市民のための判断と行動ができるのか、大きな懸念材料です。

多々見市長の本心は分かりません。この記事を書くことによって、そうではないと厳しく叱責を頂戴するのかもしれません。でも、事実を知れば、多くの人は私と同じことを頭に思い浮かべるでしょう。客観的事実からはそう読みとれても仕方がないからです。為政者は、第三者に対して公明正大に説明できないことは極力避けるべきですし、むしろ模範でなければなりません。なんでこんな時節柄に市長公舎なんて新設するのか、不可解極まりないです。

| やります!! 行財政改革。 | 2011.09.06 Tuesday | comments(6) | trackbacks(0) |
台風の日は。
台風12号が過ぎ去りました。まだ余韻が残ってはいるのですが、少なくとも大きな災害は起こっていないようなので、とりあえずは安堵しています。災害が起こればその復旧のためにお金が必要になりますし、何より被害に見舞われた方々のご苦労は大変なものです。

今回の台風は足が遅く、また大型であるということで、もしかしたら大きな被害を受けることになるのではないかという懸念が早くからありました。ですのでその危機管理上、早め早めの対応を各行政機関は取っていました。
たとえば、舞鶴市は万が一に備えて公民館や消防署などに避難所を開設しました。万が一の災害に備えて、京都府も舞鶴市も職員を待機させていました。本当は今日、実施されるはずだった京都府総合防災訓練は中止になってしまいました。私ももしかしたら窮状を訴える電話が地域住民の方から入ってくるかもしれないということで、土曜日は一日中、自宅待機していました。 

またいくつかこちらから電話等で被害がないかどうか知りあいに問い合わせたところ、特に問題がなかったという話ばかりだ他ので安堵しました。

では自宅待機をしていた時間ですが、ここぞとばかりに事務作業に集中させていただきました。いつもバタバタしていてデスクワークが滞ってしまっていて、ずっと気になっていたのですが、それらを一つ一つ片付けて行きました。でも全部終わらせることはできませんでした。そして今この記事も京都で書いていますし、明日からは浜松に行く予定ですし、舞鶴に帰ってからも毎日飲み会ですし、またまた事務作業が滞っていきそうです・・・。そういうために職員を事務所に置いているのですが、自分でないと処理できないこともそれなりにあるわけなんですね。

JUGEMテーマ:台風って……

| 議員活動 | 2011.09.04 Sunday | comments(6) | trackbacks(0) |
 
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