京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
第25回舞鶴市身体障害者交流運動会。
毎年お声かけいただいている舞鶴市身体障害者団体連合会交流運動会に今年も参加してきました。いつもこの交流運動会の時に会長さんの話される内容が印象に残ります。挨拶というより身体障害者のことをもっと知ってほしいという願いが込められたお話だなあといつも感じさせられるのです。

例えば会場の設定ですが、広い体育館などの会場は小学校や中学校も含め舞鶴市内にはいくつもありますが、最も気を使われるのはトイレなのだそうです。車イスなどを利用されている身体障害者の方が、ほんの1段でも階段を上ることは困難極まるわけで、そうすると数ある舞鶴市内の施設の中でバリアフリー化してあるところは2か所くらいに限定されてしまう、しかも休日に行う必要があるために予約のやりくりが大変であるなど、ちょっと考えれば当たり前なんですけどついつい忘れがちになってしまうことがこの分野ではたくさんあることに気づかされます。

また身体障害者に対して市議会議員さんたちがどれだけ目を向けてくれているか、という観点で議会を注目してみたけれどもそうした質問や提言は皆無だったのでとても残念に思ったというお話もありました。
京都府議会では私も含め、本会議や委員会などでそういう議論がありますが、京都府庁まではなかなか来ていただくのは難しいですもんね。最も身近な市議会でも活発なやり取りがあってほしいと願うのは当事者として当然のことです。そういう思いから、所管委員会所属の議員だけでなくすべての市議会議員にご案内されているということなのだそうです。

来賓ひとりひとりがマイクを持って自己紹介させていただくのが通例ですが、今日に限って頭がふらふらするぐらい湿度が高く、『今日は蒸し暑いので水分を十分に取って、ケガのないよう楽しく交流運動会をしてください。』と申し上げました。

今年の舞鶴市身体障害者センターは、大きな変革期を迎えています。
先日開所した子ども発達支援施設『さくらんぼ園』が新しい場所へ移っていきましたので、センターの1階のスペースを身障者センターが利用できることになったのです。そこで自分たちだけでなく誰でもふらっと遊びに来れるようなサロンをつくり、身障者自らがその運営にあたることを計画されており、今年度中に改修工事を予定されています。

自分たちでできることをできることから少しずつ始めてみようというチャレンジであり、これは今までになかったことですので、ぜひ頑張っていただきたいと思っています。こうした動きを舞鶴から発信していただいて、日本中に広がっていけば素晴らしいですね。

JUGEMテーマ:福祉と生活 

| やさしさと自立と。〜福祉に思う〜 | 2010.06.28 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
平成22年6月定例会 一般質問
 
【質問項目】
1.地方分権について
2.国民文化祭について
3.高野川下流域の治水対策について


 

 京都創生フォーラムの岡本忠藏でございます。
 私は質問事項を3項目に絞り、通告に従って知事並びに関係理事者に質問をいたします。

質問1:地方分権について

 初めに地方分権、とりわけ先日閉会いたしました通常国会で議論された地域主権改革関連2法案について質問をいたします。
 まずは、これらの法案の大きな柱の一つ、義務づけ・枠づけの見直しについてでありますが、以前の質問でも取り上げました政府の諮問機関、地方分権改革推進委員会による昨年10月の第3次勧告では、第2次勧告で提示された4,000にも及ぶ義務づけ・枠づけの見直し条項のうち、具体的に講ずべきとしたものが892条項となっており、このうち全国知事会等の地方要望に係るものはほぼすべてを対応することとされておりました。ところが驚くことに、わずか2カ月後の昨年12月に閣議決定されました地方分権改革推進計画で示された義務づけ・枠づけの全体の見直し数は、わずか63項目121条項にすぎませんでした。
 私は、総論として、地域の実情に合わせてもっと柔軟に動けるような体制が行政に必要だと強く感じており、まさにそのための地方分権だと認識しているところでありますが、昨年の衆議院議員選挙の前の民主党は、自公政権の取り組みが生ぬるいと強く批判し、自分たちが政権をとればもっともっと地方分権できると公言されておられたにもかかわらず、今回の地域主権改革関連法案の内容は、当初打ち上げた花火の大きさの割に随分縮小された前提のもとに成り立っているのであって、かつ、首相交代によって支持率が回復している間に参議院議員選挙をやってしまいたい、あるいはさまざまな案件や問題が棚上げになっている中で野党の要らぬ追及を避けたいという思惑なのか、論戦を回避して会期を延長しないという不可解な国会運営もあって、これらの法案も結局は継続審議になってしまったと聞き及んでいるところであります。
 こうした政権交代によって大きく動くであろうと期待された状況下でも、その歩みは非常に遅く、少なからずのジレンマを感じざるを得ないと私はとらえているのであります。
 そこで質問でありますが、知事は今日までの国の一連の動向をかんがみ、スピード感や議論の深まり、あるいは見直しの対象範囲等についてどのように受け取っておられるのか、御見解をお伺いいたします。
 また、今回の改正の対象となる事項を見ますと、例えば保育所などの児童福祉施設の設備や運営に関する最低基準を初め、道路の構造の技術的基準、公営住宅の整備基準や入居者基準などが挙げられますが、それ以外も含め、地方自治体の長として、これらの内容は歓迎すべきものととらえていらっしゃいますでしょうか。また、的外れなものや余り意味をなさないものがあるとすれば、どのような内容でしょうか。
 さらには、今回の対象外となったもののうち、本府としてはどのようなことを望まれていたのでしょうか。
 そして、今後についてでありますが、これで一息入れるのではなく、この動きを本格的なものにしていくために、他の都道府県や府内の市町村と連携し、さらに国に対して継続的に強く働きかけていっていただきたいと考えますが、あわせて御所見をお尋ねいたします。
 次に、もう一つの大きな柱である、国と地方の協議の場の設置についてであります。沖縄の米軍基地の移設問題では、国の安全保障の根幹にかかわる問題の余りにも不適切な対応によって地域住民の怒りが頂点に達し、結果として一国の首相が辞任に追い込まれました。もちろん自業自得の最たるものと言わざるを得ませんが、換言すれば、国の専権事項であっても地方の確固たる意志によって結果が変わることもあり得るということの証明でもあると存じますし、一方、地方行政の行っている施策や事業の多くが国によって強く縛られているのが現状であり、改めてこの際、国と地方の担うべき役割をしっかりと見詰め直す必要があると実感しているところであります。
 さて、この国と地方の協議の場の設置が実現すれば、協議の対象となるものは、国からはもちろん地方側からも提案できると伺っております。また、その内容についても、幾つか規定がありますが、広義に受け取れば、地方自治に影響を及ぼすことはおおむねどんなことでもテーブルにのせることができるような印象を受けるものであります。では、地方として、あるいは京都府知事という立場として考えたときに、具体的にどのような内容を提案すべき、あるいはしてみたいとお考えでしょうか。御所見をお伺いいたします。
 次に、現政権や民主党が好んで用い、実際に法案の中でも出てくる「地域主権」という言葉についてであります。ここで「主権」とは国家の統治権のことであり、国家の意思決定や政治のあり方を最終的に決定する権利を意味しております。すなわち、単純に「地域主権」という言葉を聞けば、国家の統治権を地域が担うという意味に解釈できてしまい、では地域とは何を指すのか、どこまでの地域住民を含めるのか、そして結果責任をどこが負うのかが非常にあいまいで、意味を理解しにくく誤解を招きやすいという印象を私は抱いております。
 現政権は、法案の中で「地域主権改革」の定義を、「日本国憲法の理念のもとに、住民に身近な行政は、地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにするとともに、地域住民がみずからの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするための改革」と位置づけており、これから察するに、政府・与党の言う地域主権とは、すなわち広く一般的に認識されている「地方分権」のことだと受け取れるのであります。
 この分野で自民党との違いを際立たせたいと思われたのか、国民に目新しさを強調しようとされたのか、あるいは将来を見越した何かの政治的な意図が働いたのか、その理由を私が知るすべもありませんが、いずれにいたしましても言葉は正しくわかりやすく用いていただきたいものでありますし、「地域主権」という単語について、定義づけられている内容と言葉がかみ合っていないと私は強く感じているところであります。
 そこで質問いたしますが、知事はこの「地域主権」という言葉をどのように受け取っておられるでしょうか。また、ぜひこうしたところも国との協議の場等を活用して御指摘・御提言いただきたいと考えますが、知事の御所見をあわせてお尋ねいたします。

 

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| 議会報告(府議会) | 2010.06.22 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
特別展 龍馬伝 開会式・特別観賞会
h22.06.18:龍馬伝
現在NHKで放映中の大河ドラマ『龍馬伝』。龍馬は幕末の京都で活躍した志士ですので当然のことながら京都でも例年以上に注目度の高い人物です。京都府には京都文化博物館という施設がありますが、NHK等とタイアップして坂本龍馬を特集した特別展の開催が始まりました。

こういうときには議員もお招きいただくのですが、京都府議会議長と京都再生・ブランド戦略特別委員会の委員が出席しました。

オープニングの開会式では、さすがNHKがらみということもあって京都放送局のアナウンサーさんが司会をされ、会場にはキャストの俳優さんたちの映像が映されてやサインなどが展示してあり、龍馬で盛り上がろうという雰囲気を醸し出していました。

式典が進みテープカットの後は特別観賞会です。
私たちが風聞している龍馬そのものであったり、幕末の志士たちを取り巻く情勢であったり、当時の日本が西欧列強に取り囲まれてどのような状況に追い込まれていたのかとか、興味は尽きません。日本の未来のためにたたかった龍馬が、ふとした時に見せた普通の若者らしさなども面白かったです。
ある乙女姉さんからの手紙では後藤象二郎と手を結んだことをとがめられ、いやそれはこういうことなんだと説明というか、釈明というか、言い訳というか、そういう返事をしたためた手紙があったり、そんなことまでやり取りしてたんですね。

また暗殺された時の近江屋での様子を再現した映像は背筋に冷たいものが走りました。当時、刃に倒れたのは坂本龍馬だけではありません。みないつかそうなるかもしれないという覚悟を抱きながら国のために奔走していたのでしょう。

翻って現代の政治はどうでしょうか。
目先の党利党略や出世欲、そして金。人に強く言ったことが自分に降りかかった時にはいとも簡単に違えてしまう、言動不一致。政策すらも選挙目当てで未来を語る政治家は皆無に等しく、そこに国民の姿は見えません。

だからこそ今、坂本龍馬にみんなが憧れるのでしょうね。

JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 

| 議員活動 | 2010.06.20 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
6月定例会・一般質問のお知らせ。
京都府議会はすでに6月定例会が始まっていまして、16日(水)、17日(木)は代表質問、翌週の21日(月)〜23日(水)が一般質問となっています。

私は今回一般質問をすることになっており、22日(火)の1番目(13:15頃)の登壇予定です。京都府議会は本会議の様子をインターネット中継しており、以下のようにたどっていけます。

京都府議会 ⇒ インターネット中継 ⇒ 『ライブ中継はこちらから』

[質問項目]
 1.地方分権について
 2.国民文化祭について
 3.高野川下流域の治水対策について


ぜひご覧ください!

JUGEMテーマ:地方議会
 

| 京都府議会 | 2010.06.15 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
自閉症の子どもたち。
自閉症の子どもたち(1)
自閉症の子どもたち(2)
自閉症の子どもたち(3)
『れいんぼう』という自閉症のお子さんを持つ保護者のみなさんによるグループが、自閉症のことをもっと一般に広く知ってもらおうと、赤レンガ倉庫群のまいづる智恵蔵で子どもたちの作品展を開催されました。

この作品展ですが、ただ子どもたちの力作を見てもらいたいというだけでなく、『自閉症がどんなものなのか』、知らない人にも理解できるようにというコンセプトでされていることがよく伝わる、工夫を凝らしたものでした。

自閉症は生まれつきの脳障害で、外見からはあまり区別がつきません。よって周囲の人たちからすると不可解な言動を取ってしまい、それが障害によるものなのだとなかなか理解してもらえないことが多くあります。
また特定のことのみに興味を示したり、特定の行動パターンに執着したりということもあって、いつもの手順とほんのちょっと入れ替わったりするだけでパニックになったりするなど、お父さんやお母さんにとっては戸惑いの連続です。

そうした子どもの特徴をうまくとらえて、上手に誘導したり心を落ち着かせたりするにはその子その子に応じた対処が必要です。
そのためには自閉症を研究している専門家や先生方のアドバイスも必要ですし、様々な本が出ていたりして一定の知識を得ることも可能なのですが、それでも子どもの症状は画一的ではありませんし、その子その子の特徴があって一概にこうだと言い切れるものでもありません。やはり現場、つまり一番そばにいるお母さんの肌感覚に勝てるものはないなとふとした時に気づかされるのです。

今日の展示はそうしたお家での工夫をどのようにされているかということや、子どもたちの性質を良い方に生かす製作など、それぞれの努力のうかがえる興味深いものでした。

我が家にも障害を持つ子どもがおりますが、社会の中で大きな摩擦を起こすことなく生きていくためには、社会の理解を得ることがどうしても必要で、社会の理解を得るためには親がいかにしてわが子が社会に溶け込めるようにしてくかという努力が避けられないと私は思っています。

そのお手本となるようなこのお母さん方の取り組みが、もっともっと広がっていけばいいなあと強く感じました。

JUGEMテーマ:療育ガンバってます♪ 

| やさしさと自立と。〜福祉に思う〜 | 2010.06.13 Sunday | comments(4) | trackbacks(0) |
新しくなりました、さくらんぼ園。
さくらんぼ園とは、舞鶴市が舞鶴市社会福祉協議会に委託し事業展開している施設で、就学前、つまり小学校に入るまでの子どもたちやその保護者に、療育をはじめ様々なきめ細やかなサポートをしています。

かねてからスペースが手狭で、先生方は運営に苦労されながらもその中でやりくりされていて、私もなんとかこれを改善できないものかと行政に掛け合ったりしたものでしたが、このほど子ども発達特別支援施設として建物が新築され、先週、竣工式が行われました。

実はこのさくらんぼ園、舞鶴市出身の高本善四郎さんという篤志家の方から頂いた寄付金を財源に、かつて公立幼稚園があった場所に新築されました。移転の話が出てから、この敷地でどんな風な形にすれば最も良いものができるかなと、社協やさくらんぼ園の園長をはじめとする先生方が練りに練った考えをもとに設計されており、療育はもちろん、保護者に対応するために必要なこと、あるいは職員室も適度な広さが必要ですし、様々な観点から検討されたと聞いています。

おもしろかったのは『ひかりの部屋』で、照明や音響を工夫して子どもの感性を刺激したり落ち着かせたりするいわばリラクゼーション(?)のための部屋となっています。こうしたスペースも、特別支援をしていくためには必要なんですね。ずっと前から園長の大泉先生からは、『こういう部屋をつくるから、気持ちが折れそうになったり心が病んできたと思ったらいつでも遊びに来なさい。』と本気なのか冗談なのかよく分からないお誘いの言葉を言われていたので、『ああ、あれを表現するとこういうことになるんだな』とイメージできました。

また私の子どももさくらんぼ園に通わせていただいていたので、保護者OBとしてもとてもうれしいです。かつて何度かかみさんの代わりに療育のために子どもを連れて行って一緒に遊んだことがあるのですが、とても狭いスペースで、正直なところこれは気の毒だと思いました。その狭さも今振り返れば、お互いいつも近くに寄り添っている感じで一体感があってよかったのかもしれませんが、ここ数年で発達支援も現場は大きく変わりつつあり、本当にたくさんの子どもたちにきめ細やかな支援をしていかなければならず、そのためにはこれまでのところではとても対応できなかったでしょう。

これまでのさくらんぼ園は舞鶴市身体障害者センターと共同の建物だったので、さくらんぼ園独自の施設ができれば当然そこが開くことになります。それを見越し、身障者センターはそのスペースを活用して新しいチャレンジをもくろんでいらっしゃいます。一つの動きがさらに次の動きを生み出す。こういう取り組みは議員としても一生懸命応援したくなりますよね。


| やさしさと自立と。〜福祉に思う〜 | 2010.06.12 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
沖縄県視察。
6月2日から4日までの3日間、京都府議会の所属会派、京都創生フォーラムで沖縄方面への管外調査に出かけました。

まず初日はドクターヘリについてです。沖縄県での運航はすでに3ヶ年目に入っており、今年の4月から京都府・兵庫県・鳥取県の3府県での共同運航の始まっているということもあって先行事例を視察させていただきました。

浦添総合病院という民間の医療機関がこのドクターヘリの運航を担い、県が事業費を負担しています。沖縄本島の交通事情や離島の多い沖縄県の実情があって大いに活用されているようで、同時に自衛隊のヘリの協力もあるようです。
かつては自衛隊と海上保安庁のヘリを利用されていたようですが、さらにドクヘリが導入されたことにより、昼間はドクヘリが優先的に飛び、有視界飛行のできない夜間などはそちらに依頼が行くとのことで、やはりドクヘリの最大のメリットである医師による治療開始の早さや的確な状況判断についてとくに強調されていました。

浦添総合病院では現場でドクターヘリがどのようにして運行されているのかという流れをうかがい、また読谷村にあるドクヘリの発信基地にも行って救命救急センター長さんや操縦士さんからも実情や日ごろの業務について話を聞くことができました。

2日目は石垣市の観光行政についてです。沖縄県がすでに観光立県を宣言していたところに、市制施行50周年にあたる平成9年に、石垣市観光立市宣言をしました。石垣市は本土復帰以来順調に観光客人口が増えてきましたが、20年度・21年度は横ばいまたはやや減少という状況で、年間70万人を優に超える規模だということです。

今後の展望としては、一人当たりの消費額が減少傾向にあるため、いかにして滞在日数を増やすか、ということが重要で、これまでのツアーだけでは頭打ちらしく、体験型のメニューなどに活路を見出すことなどを検討していかなければならないということでした。また台湾などの外国人観光客の誘致にも力を入れており、実際私たちが行く先々でたくさんのアジアの方々(おそらくほとんどが台湾人)のツアー客に出会いました。

外国からの観光客の受け入れにはいろいろとナーバスにならざるを得ないこともあるようで、行列への割り込みや万引きなど、日本人では考えられないようなことも市内各所でトラブルになっているとのことで、そうした対処には気を使わなければならないようでした。

3日目は特にハードでした。
まず陸上自衛隊第十五旅団の陸将補、反怖謙一 旅団長さんを表敬し、その後は太平洋戦争末期の沖縄戦の状況のレクチャーを受けました。こちらには沖縄本島の南半分のジオラマがあって、昭和21年3月下旬から6月頃までの米軍の作戦や日ごとに退却していく日本軍の様子を知ることができます。

次に沖縄県平和祈念資料館で園原学芸主幹に施設の概要を説明していただき、その後で資料館の中を見学しました。陸上自衛隊で事前にしていただいた沖縄戦の説明もあったため、その状況がよりリアルにイメージでき、ここで説明のしようのない壮絶な戦争の状況をまざまざと見せつけられ、自分がそこにいたらと想像すると身震いしました。
またそのあとで近くにあるひめゆり平和祈念資料館も見学しました。

今度はまた那覇空港方面に戻り、航空自衛隊と海上自衛隊にうかがいました。
まずは航空自衛隊第83航空隊司令(兼)那覇基地司令の空将補、宮川正さんを表敬し、特に沖縄を拠点とした航空自衛隊の任務や現場での感覚についてお話を伺いました。宮川さんの奥様が今、舞鶴にいらっしゃるということでビックリしました。

次に海上自衛隊に連れて行っていただき、航空自衛隊と海上自衛隊の部隊構成や沖縄での任務についてレクチャーを受けました。そうしている間に海上自衛隊第五航空群司令の海将補、高橋忠義さんが来られました。高橋さんはこの12月まで、舞鶴地方総監部で幕僚長をしておられ、舞鶴ではずいぶんかわいがっていただいた方です。

そして海上自衛隊のP3Cという哨戒機を見せていただいて説明を受け、さらに航空自衛隊のF15戦闘機のところにも連れて行っていただきました。
両方ともみな質問攻めで、実際の業務や作戦を遂行するにあたっていかにしてきめ細かく、いかにして確実に、いかにして効率的に行うかということを徹底的に追及されていることがよく分かりました。

おりしも私たちが沖縄に向かっている飛行機の中で鳩山首相の辞任を知りました。行程を進む中で次の首相や官房長官などの人事について明らかになって行きました。政治と金の問題に加えて、まさに沖縄の米軍基地の移設問題で大きく揺れた政権が、私たちが沖縄にいる間に大きく転換したことも何とも皮肉なものだと感じましたし、沖縄の人たちの思いを同時に垣間見ることができたことも、私たちにとって貴重な経験でした。

JUGEMテーマ:沖縄 

| 会派でGO! | 2010.06.05 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
沖縄の陸海空自衛隊。
沖縄
沖縄の自衛隊施設と業務を視察した時のひとコマです。沖縄では那覇市内に陸・海・空の自衛隊がそれぞれ重要な役割を果たしています。航空自衛隊那覇基地にうかがったときは第83航空隊の主戦であるF15戦闘機も見せていただきました。

| Photo Album | 2010.06.04 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
老人嶋神社祭礼。
老人嶋神社祭礼(1)
老人嶋神社祭礼(2)
老人嶋神社祭礼(3)

毎年6月1日は、若狭湾に浮かぶ冠島にある老人嶋神社の祭礼を行います。冠島は言わずと知れたオオミズナギドリの生息する国の特別天然記念物で、普段は上陸禁止なのですが、この日だけは、野原・三浜・小橋の三漁村によって1年間の豊漁と海の安全を祈願するためにお参りすることを認められているのです。

今年の当番をお世話になった野原区の皆様、大変お世話になりました。
酔っぱらってヘベレケですが、約束どおりブログにアップさせていただきます!

明日は朝の5時起きなので、早いですが休ませていただきます。
オヤスミナサイ・・・。

JUGEMテーマ:地域/ローカル
 

| Photo Album | 2010.06.01 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
 
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