京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
法と組織の谷間。
行政は、一般に企画・総務・福祉・教育等々、様々な部局に分かれていて、必ず担当する所管を持っています。逆に言うと、所管以外の事項を勝手に受け持って仕事をしてはならないということでもあります。

一般の会社であれば、それぞれが自分の担当を持っていたとしても、元来人手も足りませんし規則で縛られているわけでもないので相互に協力し合いながら担当以外の仕事でも当たり前にこなしています。
しかし行政では、この課はこの事とこの事とこの事を所管しなさい、そっちの課はこれとこれ、ということになっていて、それ以外の仕事に手出しすることは越権行為であり、コンプライアンス(法令順守)の観点からも適切ではありません。 民間の中小企業を知っていれば何ともまどろっこしい話ではありますが、それをやりだすと巨大な組織では収拾がつかなくなりますし、ミスや想定外のことが起こったときの責任の所在が不明確になりますので、こうした『縦割り』行政はある程度仕方がないのかなと思います。

さてその中で、新しい事案が起こったとき、この案件をどこが担当するのか、という課題が役所の中で出てくることがあります。
その一つの事例が『フリースクール』です。

フリースクールは、不登校の子どもたちに勉強を教えたり安心できる居場所を提供したりするものがイメージされやすいですが、それ以外にも障害があるなどして発達の遅い子を対象にしたもの、シュタイナー学校のようなヨーロッパの新教育運動の流れをくむもの、通信制学校での学習をサポートするものなど、本当に広範囲なので、フリースクールとはこういうものです、という定義付けがなかなかできていません。

さらに規模もわずか数人から100人以上まで、場所も民家やマンション、ビルの一室、公的な施設など、カリキュラムの内容もこうでなければフリースクールとは言えない、という決まりもまったくありません。

一方、世の中にはこのフリースクールというものが本当にたくさん現れて、それぞれがそれぞれのやり方で活動しており、またそれが不登校の子どもたちのことであったり青少年の健全育成に少なからず寄与しているということであれば、行政的にもどこが窓口になるのか、ということが必然的に出てくるわけです。

実は最近フリースクールのことで相談をいただいた時、『はて、これはどこに相談したらいいんだろう。』と一瞬固まってしまいました。まずとっかかりに健康福祉部のこども未来課で現状を教えてもらって少し調べてもらい、後日、健康福祉部の参事に聞くと文化環境部の文教課と教育委員会の学校教育課がどうやら所管しているようで、でもそれもちょっとあいまいらしく、フリースクールの件でしたらここで聞いてください、というよりも、内容によってこういう件ならこっち、こういう件ならむこう、みたいな場合分けが今でも必要でした。

今回いただいた相談事はうまく事が運びそうで良かったのですが、前述のような法的なフリースクールの位置づけと、どのようにして組織で対応するかという組織的な課題はこれからのようです。

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政

| すべての根幹は教育にあり! | 2009.10.27 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
テレビ総務常任委員会。

TV総務常任委員会
年に1回、すべての常任委員会で実施されるテレビ常任委員会。
今回は私の所属する総務常任委員会です。

テーマは、『これからの地方分権改革について』。

KBS京都テレビで、次の日曜日、平成21年10月18日の午前10時〜11時に放送されます。また再放送は、次の日、19日(月)の午前9時30分からとなっています。

地方分権型社会への転換を図り、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現するため、真の地方分権改革の推進が求められている中、地方自治体としては地域ニーズに的確・迅速に対応した施策を実施するなど、国・地方の役割に応じた行政運営が重要となっています。今回のテレビ常任委員会では、こうした行政の役割を踏まえて、京都府における地方分権改革や、真の分権型社会の構築などについて、総務常任委員会が議論します。[広報ビラより抜粋]

1時間番組で、カットを入れず一気に撮るのが通例です。いわば一発勝負なんですね。公平性を保つために各委員の持ち時間は基本的に一緒なので、あれも、これも言わなきゃみたいな感じにいつもなってしまい、実際言えずじまいだったこともたくさんあります。とにかく緊張もするし、焦るんですよね、カメラがこっちを向くと。

それで私はケアレスミスをしてしまいまして、京都府内には広域振興局が4ヶ所あるのですが、それを6ヶ所と言ってしまったようです。後で委員長と塩見アナウンサーから訂正が入りまして、それがぜ〜んぶカメラに納まってるんですね。いまだに6ヶ所と言ってしまったのか自分では自覚がないのですが、周りの人がみんな『言った言った。』と冷やかすので、きっとそうなんでしょう。

恥ずかしい〜。支援者のみなさま、申し訳ありません。

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政


| やります!! 行財政改革。 | 2009.10.17 Saturday | comments(2) | trackbacks(0) |
怒り。
[少し思い違いをしていた部分もあるので、記事を書き直しました。失礼いたしました。]

怒りを覚えます、民主党に。
現在の09年度補正予算の凍結と見直しの問題で、最も恐れていたことがおこる可能性が出てきました。それは厚生労働省の『地域医療再生事業』3,100億円が削減対象となり、どうやらこのうち750億円が凍結されるようです。どのように削減されるかによって、これまで積み上げてきたものが全て無駄になってしまうかもしれません。

この3,100億円で地域医療や医師確保問題の解決に向けて取り組みを大きく促進しようと、私の地元・舞鶴の医療関係者や行政は力を入れてきました。私はこの京都府議会9月定例会の一般質問でも取り上げ、山田・京都府知事の所見を伺ったところですが、この地域医療再生交付金の交付を受けられるように全力で頑張るという答弁もあったばかりでした。 

全国に2次医療圏は348ヶ所あり、そのうち病院などの医療機関の再編・統廃合や増改築といった、大規模な財政支援が必要なケースに100億円が10医療機関に、また医療連携などのソフト面でのケースに30億円が70医療圏に交付されるとして、まさに今そのための地域医療再生計画をつくり、京都府が来週にも国に提案するところだったのです。もちろんその対象は、舞鶴を中心とした中丹医療圏と丹後医療圏です。

今回の国の地域医療再生事業は京都北部、そして舞鶴市の今後の地域医療の明暗を握る大きな事業であるため、関係者はこの上ない力を傾注してこの数ヶ月間、総がかりで取り組んできました。それを、形はどうあれとにかく3兆円削減するという新政権の都合で、いともたやすく地域の切なる思いが踏みにじられるのであれば、一地方議員の端くれに過ぎない私ではありますが、絶対に許せません。

私は今、民主党にわずかな期間でも日本のかじ取りを担わせることは、日本のためにならないと思い始めています。もちろん昔から、安全保障や教育問題、その他日本の根幹に関わる部分で首をかしげざるを得ない政策を掲げたり、今回のマニフェストに盛り込んでいない政策を早々に実行しようとしたり、非常に不誠実で安易な対応が目に付く民主党ではありました。
しかしその上で、さらにこんな調子で、勝ち組の人たちが地方の実情も知らずに都会の論理で国政運営されれば田舎は崩壊します。教育や医療、農林水産などの分野が顕著だと思いますが、田舎の崩壊は、都会の崩壊にも直結することが分からないのでしょうか。

今後の流れを注視しながら、自分の取るべき行動を考えたいと思います。特に長年の懸案事項である舞鶴の地域医療・医師確保の問題は、待ったなしですから。

JUGEMテーマ:医療崩壊

| やさしさと自立と。〜福祉に思う〜 | 2009.10.10 Saturday | comments(2) | trackbacks(0) |
初めて、議会で『議事進行』って言われました。
昨日開催された総務常任委員会で、私かこういう質問をしました。
『京都府庁の敷地の北側に街宣車が駐車してありますよね。あれはどこの所有物ですか?』

理事者の中には、『えっ?そんなのあったか??』というリアクションと、『ああ、あれね。』という反応と両方がありまして、おずおずと担当課長さんが、『京都府職員組合のものです。』と答弁がありました。

私:『京都府庁内に府所有以外の車を常駐させる場合には、一定の決まりがあるはずですよね。その決まりに合致しているんでしょうか。』
課長:『純粋な組合活動の範疇である目的と同時に、付随的に政治活動に利用することは認められております。』

私:『あの車両は、付随的に政治活動に利用するなんてものではない。もろに、政治活動のためにある車と言わざるを得ないのではないですか?だって、あれほど大きな車で、大きな赤い字でドーンとスローガンが書いてあって、大きなスピーカーが外に向いていますよね。あのような車両が府庁内に駐車してあるのは不適切だと思います。職員組合さんの活動は、第一義的に府職員の福利厚生と労働環境の維持・向上のはずで、政治活動はその上での『遊び』の部分だと思います。その遊びの部分の活動のために何で公共の場を提供しなければならないんでしょうか。こういうたぐいの車両は、自分のお金で府庁の外で駐車場を借りて止めるべきものと思います。適切に対処していただくよう要望いたします。』

すると共産党の議員さんが、
『委員長、議事進行について。』と挙手されて、
『ただいまの岡本委員の発言の中で、『遊び』という表現は、職員組合に対する侮辱的な発言ですので、委員長で適切に処理していただきたいと思います。』という内容のことを言われました。

すぐさま私も挙手しまして、
『その言葉の意味は、職員組合がしなければならない活動ではない、という意味を込めたものでした。訂正いたします。』と発言して事は終わりました。

私が言いたいのは、政治思想に合致しようがしていまいが、秩序は守られなければならないということです。今回の職員組合所有の街宣車については、『ついでに政治活動をするものだったらかまわない』ということを限りなく拡大解釈して堂々と京都府庁内に駐車してきたのだと思います。しかし客観的に見れば、それは間違っていると私は思いますし、たぶん多くの方に賛同していただける自信があります。

ダメなものはダメなのです。

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政
 

| 国際・政治 | 2009.10.07 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
質問する時に考えること。
一般質問が終わって、今定例会の最初のヤマをこなした感があります。今回の質問は3項目にわたっていますが、 質問のすべてが同じ価値観でもなく、また1項目の質問の中にもポイントとなるところとそれをサポートするところとで構成されています。

つまり今回の私の質問内容は、
(1)二次医療圏の地域医療再生計画について
(2)水産振興について
(3)全国学力・学習状況調査について
ですが、どれも重要であるとはいうものの、今回の質問に限っての重要度は(1)⇒(2)⇒(3)と私の中では位置づけていました。

まずこの優先順位は、(1)は地元・舞鶴市の数年来の重要懸案事項であってここ1ヶ月で大きく動きがあり、かつ今回質問しないと意味がない内容であり、(2)と(3)は今回でなくても通用する内容であることが第一の理由です。

次に(2)と(3)については、(2)は来年度の予算編成に関して大きな関わりがあるので、できれば今のうちに主張しておきたい、そして理解を求めたいというべき内容で、(3)については考え方とその実践内容に関するものということで、ようするに取り上げる課題の重大性と求められるスピード、その他を全体的に勘案して自分の中で優先順位をつけています。

また1つの質問の中にも『これだけは絶対』というところとそれを補うものとがあります。
(1)は、細かい内容はもう議論尽くされているので、とにかく実現に向けて京都府として真剣に頑張ってほしい、そして地域医療再生交付金を国からとってきてほしい、という思いを知事にぶつけ、正面から受け止めてもらうためのものです。

(2)は、研究施設の老朽化の改善と人員の増強がポイントで、藻場造成について府民に行政の取り組みを知っていただくことがそれを補う質問となっています。人員の増強については答弁が曖昧だったので、同じ会派の議員さんに後日の常任委員会の場でアシストいただけることになっています。

(3)は、以前に質問して返ってきた答弁を、さらに掘り下げて引き続き問う内容となっていました。いくつかの質問のうちの1つとして、京都府では小学6年生の成績は全国トップクラスなのになぜ中学3年生では下位になってしまうのか調査すべきだと主張したのですが、それに対して専門家による詳細な調査を実施する旨の答弁が返ってきました。
子どもたちの学力を向上していくため、これからも継続的な質問となっていくと思います。

こんなふうに、それぞれをバラバラに捉えるのではなく、流れをつくって質問することを私は心がけています。こうすることで、自分が今回の質問でどんなことを明らかにしていこうとしているのか、答弁がそれをかなえるものかどうかの内容のポイントは、ということなどを整理したうえで本会議に臨むことができます。整理できていると、限られた場面での瞬時の判断がスムーズになり、再質問の時に冷静に対処しやすくなると自分では考えています。

まだ答弁の議事録が確定していないのですが、分かり次第サイトにアップいたします。

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政

| 国際・政治 | 2009.10.02 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
 
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