京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
皇太子殿下奉迎。
皇太子殿下が京都国際会議場で開催されているとある学会へご出席されるため、京都に来られました。この日は新幹線でのご移動であったため、私たち京都府議会議員はJR京都駅に集合して奉迎しました。

京都駅に到着しますと、制服や私服の警官がたくさんいて、行き交う人も、いつもとちょっと違う雰囲気を感じていたかもしれません。また新幹線の改札のある南口の方では、すでに情報を知って集まっている方々や、通りすがりに皇太子様が通られると聞いて足を止めている人などで混雑していました。

私は皇太子殿下のお姿を拝見するのは2度目で、その時は京都府庁でした。私たちが整列している前を、会釈をされながらゆっくりと歩いていかれるのですが、その時、先導というか誘導するのはその施設の管理者の役割なんだそうです。つまり、以前の京都府庁の場合でしたら京都府知事が、そして今回はJR京都駅なので、京都駅の駅長さんがその役割をされるのです。

私たちはVIPなどが利用する特別通路の途中で静かにお迎えしたのですが、目の前を通られて扉の外に出られると一気に周辺のボルテージが上がり、わぁ〜っという雰囲気と国旗を振る音で私たちが『おおうっ』っと驚いて声が出るほどでした。

そして皇太子殿下が車で京都駅を後にされると、その場の緊張感がさぁっと解け、いつもの京都駅になりました。その後、所用でしばらく駅周辺にいたのですが、高校生や女子大生くらいの人とか、小さな子どもさんとかが国旗を持っていました。こんな世代の人たちも奉迎してたんですね。彼らに皇室のことはどう映ってるのかなとふと思いました。

学校でも、西暦△△年に○○天皇がどうしたというようなことではなく、今上天皇がどんな仕事をなされ、皇室がどんな役割を担われているのか、もっと力を入れて教えるべきだと思います。

JUGEMテーマ:皇室 

| 議員活動 | 2009.07.28 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
護衛艦『すずなみ』出港行事。
護衛艦すずなみ出港。

海賊対処法によりソマリア沖に向けて出港した護衛艦『あまぎり』に引き続いて、『テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法』に基づく補給支援活動のため、舞鶴を母港にしている護衛艦『すずなみ』がインド洋に向けて出港しました。
世界最高の仕事をし、そしてみなさんが元気にお帰りいただくことを願っています。

| Photo Album | 2009.07.21 Tuesday | comments(2) | trackbacks(0) |
明日の京都。
京都府は現在、京都府総合計画の実施年が終わりに近づいている中、『ポスト新府総』の策定作業に取りかかっています。つまり次の総合計画のことですが、その検討にあたり、府民のみなさんからの貴重なアイデア・提案・意見をいただくため、府下のいろんなところで『知事と和い和いミーティング』の一環として「未来をつむぐ『明日の京都』ビジョン、あなたとつなぐ府民交流会 in 中丹」が舞鶴市政記念館で開催されました。 

会場は満員で、山田知事をはじめ、舞鶴の斎藤市長、福知山の松山市長、綾部の上原副市長、そして京都府の事業である『女性の船』に参加された舞鶴市在住の新宮さん、コンテストで世界一になったチョコレート職人で地元・福知山にお店を開いていらっしゃる水野直己さん等々をパネリストに迎えて、意見交換をされました。

しかしこのイベントの大きな意味は、一般の参加者から意見をいただくことです。司会の方から『どなたかご意見や質問はございませんか。』と呼びかけると、少し遠慮がちに、しかし間を開けずに様々な地域活動に取り組んでいる方々から現場の意見が出ました。

外国語、特に中国語や韓国語を習っている市民は結構いて、そこから様々な国際交流に発展できないかとか、女性が住みよいと思える街づくりができればあと一人子どもを産もうかなと思えるはずだとか、舞鶴市内のとある府営住宅での自治会加入率の低さを何とかできないかとか、農業の若い新規就農者へのサポートの充実であるとか、聞いている私の方が非常に勉強になりました。

こうしたイベントを京都府下の6ヶ所で行い、行政運営の基本理念・原則となる条例(仮称)の原案の策定の参考にしようと京都府は考えているようです。この計画は、これまでの京都府総合計画と違って府議会の議決を必要としますので、私たち議員もしっかりと内容を把握して臨まなければなりません。さらに深く掘り下げて、中丹の課題を検証していかなければならないなと改めて強く感じました。


| やります!! 行財政改革。 | 2009.07.20 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
提供する側。
この国会で、臓器移植に関する改正法案が成立しました。 このことによって15歳未満であっても、本人の同意なしに家族の承諾のみで臓器が提供できるということです。

私はあまり国政のことをここで述べることを極力控えてきました。それは、その現場でしか分からない深い事情ややり取りもあるでしょうし、メディアがそのことを的確にとらえて報道しているかどうかが分からないからで、知ったかぶりしていい加減な事を書けないと考えているからです。

しかし、今後起こるであろう臓器移植を取り巻く環境の変化については、想像するとぞっとするので、今の自分の気持ちを書いてみようと思いました。

まず、臓器提供を待っている方やそのご家族にしてみれば、適合する臓器が見つかるのを心待ちにされることは当たり前ですので、何も申し上げることはありません。しかし、臓器を提供する側の気持ちになって考えると、とてもやるせない気持ちになりました。

私の子供は、生まれながらの病気のため、生後10カ月で13時間にも及ぶ心臓の手術をしました。世界で初めての症例であることを、手術が終わってから知りました。そしてその時、亡くなった方の組織をいただいて、おかげさまで命をつなぐことができました。大人の、しかも冷凍保存してある血管をいただいたので、状況はかなり違いますが、しかし今回のような臓器を提供する側とされる側の立場は、両方とも非常にリアルに想像できるのです。

事故であったり、病気であったり、脳死はある日突然やってきます。家族は悲しみに打ちひしがれ、一生この受け入れがたいやるせない運命を背負わなければならないのかと、この上なく悲観されると思います。気持ちの整理などできるはずがなく、途方に暮れた状態、そんな中で誰か知らない人がそばに来て、ささやくのです。

『お気の毒です。お気持ち、お察しいたします。ところであなたのお子様の臓器を提供して、命のリレーをなさいませんか。』

どん底の精神状態から、さらに突き落とされる言葉に思えてなりません。
私なら、普通に拒否すると思います。理屈ではなく、幼い時から病気と向き合ってきたわが子に、これ以上メスを入れたくないからです。自分は人からもらったくせに、自分が提供するのは嫌なのか、と言われれば、はい、それでも嫌なのです、と言うしかありません。
でも、こうして平常時からこんなことを想定している家庭は皆無に等しく、ある日突然の悪夢のような出来事の中で、冷静な判断などできるはずがないのではないでしょうか。

『脳死です。あなたのお子様は死んだのです。でも臓器を提供していただけたら、誰かの中であなたのお子様は生き続けるんですよ。素晴らしいとは思われませんか。』
と言われたら、決して逃れられない目の前の状況から逃避するため、『あ、そうかも。』と思われるかもしれません。

また一方で、家族の意思により臓器提供を拒否できる、ということになっていますが、この状況では拒否した人が悪者になりかねない気がします。
法的に死んだにもかかわらず、医療行為は受けるわけで、もしかしたら社会に迷惑をかけてるんじゃないかとふと考えたりもされるでしょう。実際に、直接的でないにしろそういう心ないことをいう人が出てくるのは必然です。そうした積み重ねが、家族の自責の念を増幅させてしまうのではないかと感じます。

さらに、拒否するということは、その瞬間にまったくの赤の他人の命も背負うということです。自分の判断で誰かの命が失われる可能性が高いことくらい、容易に想像できます。そういうことも自身の不幸に重ねて背負うことになるのです。

どうあっても、どんなことをしてでもわが子の命を助けたいと考えることは、親であれば誰でも同じです。しかし、こうしたことを包括的にケアできていることが前提での臓器移植であってほしかったですし、臓器を提供する側と、される側の関係がフェアでないのが大きな問題だと思います。
来年になってどんな運用がされるのか分かりませんが、考えると心が重くなってしまいます。

| やさしさと自立と。〜福祉に思う〜 | 2009.07.15 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
平成21年6月定例会 総括討論
 失礼いたします。京都創生フォーラムの岡本忠藏でございます。
 私は会派を代表し、ただいま議題となっております平成21年度一般会計補正予算を初めとするすべての議案に賛成の立場から、若干の意見・要望を申し上げ、討論を行います。

 本府は21年度当初予算を「京都温め予算」と位置づけ、3年間で5万人の雇用・ひとづくり事業、融資制度の新規融資枠拡大や販路拡大・技術向上支援などの経営の厳しい中小企業に対する厳冬乗り切り対策事業、障害者の生活を守るための緊急的な支援策の充実、高校生への通学補助の拡充といった緊急修学給付等、国に先駆けての積極的な雇用・経済対策、そして府民の生活を支えるためのさまざまな施策を矢継ぎ早に打ち出されたところであり、府税が530億円減収する見通しの中で行政経営改革の徹底などにより財源を確保し、対前年度比103.1%の非常に積極的な当初予算を執行されているわけであります。
 その上に重ねての今回の745億円にも上る近年まれに見る大型補正予算は、一般財源を投入せず、このたびの国の経済対策の活用と計画的な各種基金の運用によって編成されたものであり、堅実な財政運営のもと、京都温め予算をさらに温めるというべきものであって、まことに時宜を得たものと高く評価するものであります。

 さてその中で、まず新型インフルエンザ対策については、今秋以降の流行期に向けた感染防止対策や初期診療体制の確立とともにハイリスクな患者の入院治療体制の確保が重要であり、まさにそのための予算化がなされているわけでありますが、今回の一連の対応をいま一度精査していただき、いかなることが起こっても柔軟な対応がとれますよう、府の体制をより一層強化していただきますよう重ねてお願いする次第であります。
 一方で、この課題は、患者のケアはもちろん、特に京都市内の中小企業の売り上げに大きな打撃を与えた地域経済の問題でもあり、同時に、日本全体で国民の関心が非常に高い案件でもあります。したがって、報道機関におかれては、御自身の影響力を十二分に認識していただき、正確かつ冷静な対応をしていただきますよう、この場をおかりして強く要望するものであります。

 次に、交通・流通活性化事業についてであります。どこまで乗っても土日祝日なら上限1,000円という国の主要な高速道路網の利用料金の値下げによる影響が懸念されていた京都舞鶴港のフェリーの運賃割引や航路確保支援に加え、KTRにおける高齢者や障害者に優しい車両への改善、そして何より、かねてから申し上げている京都縦貫自動車道の利用促進のために、土日祝日の利用料金割引を拡大するなど、南北に長い地形である京都府の均衡ある発展のために、きめ細やかな対応をされておりますことを評価いたします。
 以上のことに加え、その他の議案についても府政推進上必要不可欠なものと判断いたしまして、賛成いたします。

 次に、幾つか要望を申し上げます。
 まず、現在新しく取り組まれております府民公募型安心・安全整備事業でありますが、第1回目の審査委員会に加え、先日も第2回目が開催され、現時点で、既に府下全域で850もの応募があったと伺っております。こうした住民提案型の公共事業の意義でありますが、まず、府の職員が目配りできにくいところを住民の側から御指摘をいただくことによって新たな気づきが生まれるということであります。つまり、日常の業務の中で自分たちが考えている優先順位と地域住民のとらえていらっしゃる価値観を重ね合わせ、時にはそのギャップを目の当たりにすることは何よりの意識改革につながると存じます。
 また、大規模な公共事業によって抜本的な解決を図ることも重要でありますが、並行して小規模な事業を素早くきめ細やかに行うことは、地域住民にとって実は非常に重要なことであり、市町村に比べてどうしても距離を感じざるを得なかった京都府をより身近な存在として感じていただけることにつながると考えます。
 したがって、このような理由から、我が会派のみならず、府中北部の多くの議員からも本事業を高く評価する声が私どものところにまで聞こえてくるのであり、気の早い話ではあるものの、来年度以降の事業の展開にも大きな期待感を抱くものであります。

 次に、府北部の地域医療についてであります。現在、舞鶴市・舞鶴市内の公的4病院・医師会・京都府が参画する舞鶴市公的病院再編推進委員会によって、舞鶴市の公的病院を東地区の基幹病院と西地区のサテライト病院とに再編することを目指すことが確認され、現在は、舞鶴市が東京にあります各病院の本部・本社との協議を進めているところであります。また、去る6月28日には舞鶴地域医療シンポジウムが開催され、京都府立医科大学の山岸学長や中丹東保健所の弓削所長にもパネリストとして御出席いただき、中丹医療圏の地域医療の現状や今後の展望を広く府民に知っていただくために一役買っていただいたところでもあります。
 今日に至るまで、京都府におかれては、府立医科大学との連携のもとでの舞鶴市民病院長の着任を初め、特段の御高配を賜っておりますことに改めて感謝申し上げる次第であります。今後とも、舞鶴市のみならず中丹並びに丹後地域、そして福井県嶺南地域の地域医療をしっかりと確保していくという認識のもと、関係者の皆さんとともに私どもも頑張ってまいりますので、重ねての御指導と御支援をよろしくお願い申し上げます。

 また、「京都府豊かな緑を守る条例」に基づく「京都府森林利用保全指針」については、今後の森林利用保全のための施策の基本方針を示したものであり、その中で、持続的な森林資源の育成、府内産木材の利用促進、府民ぐるみの森林づくり等に取り組むこととされております。地球温暖化に対するCO2吸収源対策、水源の涵養、国土保全等の観点から、森林整備は喫緊の課題であり、本府の示された方向性を我が会派といたしまして評価するところであります。本指針の推進には、府下森林組合等の担うべき役割が極めて重要でありますので、森林組合等の経営基盤の強化支援対策や森林整備に対する財源確保対策に、特段の御配慮をいただきますよう要望いたします。

 さて最後に、衆議院が任期満了に近くなったこの時期になりますと、政治に携わる者として、どうしても総選挙に関心が向くことは避けられませんが、それでも私ども京都創生フォーラムは、総選挙がどのような結果になり、どの政党が政権を担うことになろうとも、京都府の発展のため、地方議会議員としての役割を誠実に全うさせていただくことを改めて京都府民の皆様方にお誓い申し上げ、討論といたします。
 ありがとうございました。(拍手)
 

| 議会報告(府議会) | 2009.07.10 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
学校を休んで海外旅行。
昨日の総務常任委員会に引き続き、今日は私が副委員長を務めさせていただいている、少子高齢社会・青少年対策特別委員会が開催されました。

最後の質問者として1点、質問をした内容は以下のことです。
青少年の健全育成の観点から質問しますが、『海外旅行に行くので、学校を休ませます。』という話がご家庭からあった場合、どのように対応されるのですか。

すると一瞬の間があり、失笑のような苦笑いのような雰囲気が委員会室に漂った後、理事者が答弁をされました。
結論からいうと、何かしらの法的根拠や制度に基づいて家庭を指導する根拠は『ない』のだそうです。

だからといって、そのまま手をこまねくわけにはいかないじゃないですか。私がなぜこの質問をしたかは分かっていただいていると思いますが、子どもたちにとって良くないからです。子どもたちは、毎日毎日学校には行かなければならないものだと思っているはずです。そこへもってきて、レジャーのために休むことを容認すれば、『あ、こういうときは休んでもいいんだ。』と思わせる教育をしているようなものじゃないですか。枠組みがそうなっているのなら、その中での努力をしていただきたいのですが。
という話をさせていただきました。

主張は理解してもらってはいるようですが、休むと言われたら、風邪なのかどうなのかも分からない時もある、みたいな答弁もあったので、そりゃ保護者は、『海外旅行に行くから休ませます』なんて正面からは言わないと思うんですよと。でも休むという届けがあれば、その理由は聞けますよね?というようなやり取りを何往復かしました。

委員会後も廊下で他の議員さんからも『そういうのって昔からあるな〜。』とか、『あっけらかんと言う保護者もいるし。』とか、お声かけいただきました。『もっと徹底的に粘らんかい。』というご指導もいただきました。みなさんもそういう場面に遭遇されてるんですね。

教育は、制度で解決できる問題と、運用面での、現場の先生の力量にかかってくる問題とが混在しています。一つ一つ、具体的な事例を取り上げないと、概念だけでは先に行かないなと感じることが、しばしばあります。

JUGEMテーマ:教育
 

| すべての根幹は教育にあり! | 2009.07.08 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
京都府の人件費の改革と、国の直轄事業地方負担金。
7月に入ってますが、京都府議会は現在、6月定例会が開会中です。今日は常任委員会の議案の採決の日でした。

国が15兆円にも及ぶ大型の補正予算を組んだので、その関係で京都府でも景気対策のため、この時期では異例の745億円もの補正予算案が組まれ、現在審議中なのです。

さらに、私の所属する総務常任委員会で審議された、『京都地方税機構設置に関する協議の件』についても賛成多数で可決される見通しとなりました。
これによって税業務の一元化に向けて、京都府と25市町村が参画する広域の特別地方公共団体が設置され、次のステップに進むことになりそうです。

またその他の所管事項についても質問できる時間があるため、私からも2点尋ねました。

まず、先日京都府の職員も議員も、夏のボーナスの0.2カ月分をカットしたのですが、これは京都府人事委員会からの勧告を5月に受けての対応でした。
しかしそれとは別に、当初予算での財源確保のため、88億円もの人件費のカットを打ち出していたのですが、この時は人事委員会によるボーナスのカットの勧告は想定はしていませんでした。
そこで、今回のボーナスカットは88億円の中に組み込む考えか否か、を質問して、全く別のものであるという府の考えが明らかになりました。
つまり、ボーナスカットによって26億円、職員の人数を減らすことによって19億円、給与のカットによって40数億円、手当の改革によって20数億円の人件費の削減が今年度だけでされることになります。

次に、国の直轄事業地方負担金についてです。
例えば台風23号の被害を受けて鋭意施工されている国の直轄事業、由良川の河川整備の500億円のうち、1/3は府が負担金として支払っています。京都舞鶴港の和田埠頭の整備もしかりです。このように、国が直接行う事業にも、京都府や舞鶴市も応分の受益者負担ということで支払っているわけです。

しかし、そもそも国の責任において行わなければならない工事に、何で都道府県や市町村が負担金を背負わなければならないの?という議論があって、しかも支払ったお金の使い道を都道府県は教えてもらっていなかった。このことを指して大阪の橋本知事などは、『ぼったくりバーみたいな請求書』と表現されたりしてきた経過があります。うまいこと言いますよね。(笑)
本当に地方負担をゼロにすることが適切かどうかは、私にも意見がありますが、それはそれとして、問題は地方の出している負担金の使途がどうなっているのか、ということです。

国が地方に補助金を出す場合、いろんな縛りをかけて、地方にとって自由に仕事がやりにくい状況にあります。昨年度などは京都府に対して、使い方がおかしいとして7,400万円も返還させられました。
しかし一方で、そんなふうに偉そうなことを言ってきた国が、都道府県の負担金をどのように使ってきたか、このほど情報公開され、その中身を見てみますと、驚くような内容でした。

特定の工事に対する負担金、ということで分担しているはずなのに、たとえば、国家公務員の退職金に充当されたり、国の出先機関の建物の整備に使われたりして、我々の考えている目的と違うものに流用されていたのです。また人件費についても、国の補助金は72%までしか使えないと決まりがあるにもかかわらず、府の負担金を国は90%近くも使っていたり、とにかく自分が使う分には思いっきり拡大解釈して使い、地方に出したお金にはいろいろと制約をかけるというダブルスタンダードが横行していたことが分かったわけです。

このようなことを解消し、国と地方がフェアな関係になるように、全国知事会として国に申し入れをされているのですが、今年度もすでに126億円もの負担金を京都府は求められていますし、なるべく早く、できれば今年度の分からこんな状況は解消すべく努力していただきたいと主張してきました。

住民のみなさんの見えないところで、国と地方はせめぎ合いをしており、しかしこういうことが引いては住民のみなさんのためになる!ということで都道府県が頑張っていることも、知っていただけたらなあと思っています。

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政
 

| やります!! 行財政改革。 | 2009.07.07 Tuesday | comments(0) | trackbacks(0) |
カブトムシの羽化 〜2009〜
 カブトムシの羽化(1) カブトムシの羽化(2) カブトムシの羽化(3) カブトムシの羽化(4)
カブトムシの羽化(5) カブトムシの羽化(6) カブトムシの羽化(7) カブトムシの羽化(メス)

今年の子どもたちが羽化ラッシュです。
カブトムシを飼っていて、1年で一番ワクワクする季節がやってきました。

JUGEMテーマ:ペット

| カブト・クワガタ 〜男のロマン〜 | 2009.07.05 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
 
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