私は今日初めて知ったのですが、日本で最初の、障害のある子どもたちの学校ができたのは130年前のことで、そしてその地は京都なのだそうです。
明治11年に設立された京都盲啞院の跡地からすぐ近くにあるルビノ京都堀川で、京都府立特別支援学校常設展が今日から開催され、そのオープニングセレモニーに府議会の文教常任委員会委員として出席しました。その名も『はあとギャラリー in Rubino』と言います。
イベントを記念して児童生徒による発表を見せていただいたのですが、盲学校小学部3年生の女の子による詩の朗読は元気いっぱいに体全体で表現され、エネルギーに満ち溢れているようでしたし、盲学校舞鶴分校の小学部5年の女の子のピアノ演奏は細やかで力強く、滑らかな指の動きに見とれてしまうほどでした。
展示作品の数々がいかに素晴らしいかは以前から知っていたのですが、除幕式で披露されたのは黒谷和紙をベースに藍染の布であしらったもので、これは我が地元・舞鶴養護学校高等部の作品です。ついでに言いますと、私の事務所には舞鶴養護学校でつくった藍染の暖簾をかけており、聞くところによると京都府の教育長も愛用していただいていると伺っていて、それ以外にも多くの関係者から非常に高い評価を受けている、知る人ぞ知る人気作品なのです。
またそれらの作品を展示する掲示パネルやケースは、北桑田高校森林リサーチ科の生徒さん達が地元産木材を加工してつくったもので、非常にぬくもりのあるスペースに仕上がっています。
歴史資料の展示は1か月更新、児童生徒の作品展示は3か月更新で、ゆくゆくは作品販売も予定していますので、京都市内におこしの時でお時間があれば、ルビノ京都堀川に足を運んでいただければ嬉しいです。京都府庁からも歩いて10分くらいです。よろしくお願いいたします。