自民党京都府連の青年局は、毎年京都市内で、成人の日の街頭活動を行っています。私はこれまで何かしらの用事があって参加することができなかったのですが、今年初めて左京区の『みやこめっせ』での成人式会場に行ってきました。
舞鶴市の成人式は実は昨日の開催でした。進学したり仕事であったり、市街に出ていく人たちが非常に多いため、帰省しやすくするために舞鶴ではいつも成人の日の前日の日曜日に開催することになっているのです。
いつもは自民党で街宣車を出しているのですが、今年はちょうど京都市長選挙を間近に控えているということで、前・京都市教育長の門川大作さんを前面に押し出し、自民・民主・公明各党の若手市議・府議が脇を固めての街宣活動となりました。
内心、自分にもマイクが回ってこないかなと思っていたのですが、まったくその気配はなく(苦笑)、つつましくビラを配っていたのですが全然受け取ってもらえない。他の議員さんに聞くと、京都市内はこんなもんですよ、とのことでした。しかし田舎育ちの議員には、あの冷たい反応には免疫がないので凹みます・・・。雪がちらつく天候でしたが、身も心も寒かったです。
成人式の参加率は京都市内で7割程度なんだとか。かつては4割とかいう時代もあったそうですが、近年は盛り返しているようです。久しぶりに大勢の旧友に会えるよい機会ですので、もっと多くの新成人に参加してもらえればと思いますが、実は舞鶴でも成人式に参加されるのは7割程度ですので、そういう傾向というか法則みたいなものがあるのかなと、ふと思ったりもしました。
私たちの街宣活動に興味を示す人たちはほとんどいないのは当たり前ですよね。みな奇麗に身支度を整えて友人同士声を掛け合って会場に来ているわけで、少なからずの高揚感を持っているに違いないのですから、そういう大切な時間に邪魔をしているのではないか、私たちがマイクで訴えたりビラを配ったりするのは場違いなんじゃないかとさえ思いました。
確かに新たに有権者になったばかりの大勢の無党派層が道路や敷地いっぱいに集まっている。街宣活動をするには非常に有効に思えるかもしれませんが、わたしの目には効果はほとんど見えなかったというのが正直なところです。
議員の街宣活動は、しばしば自己中心的になりがちです。自分の思いを訴えた、ということに満足してしまい、その思いが聞く側に本当に伝わったのかは二の次になったりします。しかしせっかくやるのならば少しでも有意義な活動にしたいですし、効果も期待できなければやった意味がありません。
自分自身の自戒も込めて、今日は良い勉強になったと思います。