おとといは常任委員会、そして昨日は特別委員会が開催されました。私の所属は、厚生常任委員会と循環型社会・防災対策特別委員会となっています。
所属委員会を決めるときは、各会派の希望や人数構成などを踏まえて決まっていくのですが、我が京都創生フォーラムは交渉会派でないために自分達の意向を伝える術がなく、半ば諦めていたのですが、世話人会ではうちのような零細会派の希望も聞き取りに来ていただいて、全て希望通りとは行かなかったには違いないのですが、配慮をしていただいたことにはありがたいことだなと感じました。舞鶴市議会の時には希望すら聞いてもらえなかったんですから・・・。
さてこのように良いところもあるのですが、委員会の運営についていくつか違和感を感じましたので、思うところを書き綴ってみたいと思います。
(1)時間くらい守れ!
議員は社会の模範となるべきです。委員会の開始時刻は13:30という案内をされており、時間に合わせて委員会室に入るのが当たり前だと思うのですが、ところが常任委員会のときのことなのですが、待てど暮せど誰も委員が来ない。理事者側はみなさん早くから待機をなさっている。そのうち館内放送が入り、ぞろぞろと各会派の議員さん達が集まってくる。つまり、開始時間が遅れることが恒常化しているということです。時間を守るのは社会の常識です。理事者のみなさんには、早くからお待ちいただいて大変申し訳ないことだと思います。
(2)なんで灰皿があるの?
公共の場では禁煙が当たり前です。なぜ委員会室の委員の前に灰皿があるのでしょうか。吸ってもいいって事ですよね。府庁では分煙が徹底されており、煙草は特定の場所でしか吸えないことになっています。そのような中で委員会のときには灰皿が用意されているのです。委員会はネットで中継もされていることですし、煙草を吸いながら委員会が進行していくことがあれば、多くの府民は違和感を感じるはずです。
循環型社会・防災対策特別委員会では、煙草はやめましょうと委員長が提案され、そのようになったのですが、他の委員会ではそうではなかったようで、吸おうと思えば吸える環境となっているようです。そして吸えるのは委員だけで、理事者の方には灰皿が用意してあるわけではありません。アンフェアです。議会の慣例なのでしょうが、社会の常識から逸脱していると思います。
(3)20分しかしゃべれない。
議会で議員の発言に制限を設けることは、自分で自分の首を締めているようなものです。委員会では円滑な運営のために、1人20分程度の発言しか出来ないそうです。しかし議案には、誰が見ても答えは一つしかないという性質のものと、シッカリと議論する必要のあるものとがあります。前者についてはいたずらに事を荒立てる必要はありませんが、後者についてはそうはいきません。良い政治をするためには、公の場で議論を深めていくことが非常に大切です。私自身、舞鶴市議会の民生労働委員会で、市民病院の件で理事者と2時間半ほどやりあったことがあります。必要なときには十分に議論することが府民のためになるのです。そのために長い時間、理事者を拘束し経費を費やしたとしても、必ず府民の理解を得られるはずだと私は思います。
(4)席替え
いつも私は早めに委員会室に行って、下座を先に押さえておくようにしています。一方、委員会ではなるべく同じ会派の委員さんがまとまって座る傾向があります。いざという時に隣同士で意思統一をするために話し合う必要があるからなのですが、その結果、他の会派への配慮のために、先に席を取っていた自分が席を譲る羽目になってしまい、常任委員会でも特別委員会でも、私だけ席替えを余儀なくされました。別に問題があるわけではありませんが、静かな委員会室の中で、『岡本君!席替わって。』と名指しで言われるのは何となく恥ずかしかったです・・・。
このように、別に法律や条例で決まっているわけではありませんが、暗黙の了解でこれまで続いてきた慣例というものがどこの議会でも存在します。慣例の中には、良いこともあれば改善すべきこともあります。しかしどのようなことも、府民の立場で考えれば、答えは必然的に見つかるものだと思います。