スポーツを見ていると、脚光を浴びているのは出場しているアスリートたちですが、当然のことながら、選手は自分だけですべてを行っているわけではありません。
例えばF1では、レースの際にはドライバーのパフォーマンスに目が行きがちですが、監督をはじめメカニックだけでなく、レースにこぎつけるまでには大変多くの人たちの英知の結集がマシンに込められており、それらが一つでも欠けてしまっていては車は走りません。
自動車レースだけでなく、私はスポーツを見ていると時々選挙のことを思い起こします。スポーツと選挙はよく似ていると思うからです。
選挙において、得票をするのはもちろん候補者ですが、候補者一人で得票することはまずあり得ません。多くの方々に選挙に関わっていただき、いろんな役割を担っていただいて最終的に票につながるのです。
私は今回、2期連続でトップ当選させていただきました。前回から5ポイント近くもマイナスとなる過去最低の低投票率にあえぎ、前回上位当選された方々が軒並み得票を減らす中で、大きく票を伸ばすことができました。この結果は私だけの得票ではありません。多くの支援者の皆様の努力の結集が積もり積もって2,364という数字になったのです。
もし議員としての評価をいただけたとすれば、特に市民病院の問題のときに毅然とした態度をとったことだと感じています。議会が当たり前のことを当たり前に言えないことに、憤りを感じていらっしゃる市民が本当にたくさんいるということを示しているのではないでしょうか。こうしたことが基だと思うのですが、選挙の時には他陣営の非常にきびしい攻撃を集中的に浴びましたが、それらをすべて跳ね除け、むしろ逆境を糧にして結束感が高まったことに我が陣営の強さがあるような気がします。
今回の結果を受けて、期待の大きさ、責任の重大さをかみ締めています。舞鶴市に漂う淀んだ空気に新風を吹き込んでほしい、それが私に期待されているものだと感じています。どこまでご期待に沿えるかは分かりませんが、微力ではあっても気持ちだけは負けずに頑張っていきたいと思います。