今日から市政報告会の春のツアーがスタートします。毎回市政全般にわたって様々なご報告をさせていただいたり自分の考えを述べたり意見をいただいたりしていますが、いつも話題には事欠きません。
時には台風23号災害のことであったり、市職員の不祥事についてであったり、もちろん市民病院の問題も含め、私が議員になってから山場をいくつも迎えました。いつもこの調子なのかと先輩議員に聞くと、『いや、こんなことは初めて経験した』としばしば言われるので、もしかしたら舞鶴がひとつの大きな過渡期を迎えているのかもしれません。
平時ならいざ知らず、このような荒れた流れにあるからこそ、議員は大いに働かなければなりません。しかし市民の立場から舞鶴市議会を見れば、おそらく何かがあるたびに期待をし、そしてそのたびに落胆もし、それを繰り返すうちに、何をしたって何も変わりっこないよという半ばあきらめの境地に陥ってしまっているような気がします。
市政報告会を行うと、そういうあきらめ感が伝わってくる反面、ふつふつとした怒りのようなものをお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。特に今の舞鶴市民病院については多くの方々があからさまに『おかしい』とおっしゃいます。もし自分が3月議会でこの問題について妥協し、迎合していたら、今日この場で市民のみなさんに対して無理やりにでも自分を正当化しなければならず、どれほど自己嫌悪に陥ってしまっていたか、そして市民のみなさんからはどのような言葉を浴びせられたのか、考えただけでも正直なところ身震いがします。
様々な施策について私たちがまず第一にすべきことは、誰にも思いつかないようなすごい政策を立案することよりも、ただ目の前にある問題の対処を間違えずに適切に処理していくことだと思います。純粋に『市民のために』考えることができれば、これはそんなに難しいことではありません。
市政報告をさせていただくことは、初心を思い出すよい機会となります。イベントやお酒の席では深く掘り下げられませんし、逆に地域の事情や気づかなかったことを指摘していただけますので、新たな情報を得るきっかけにもなったりします。
ごくごく少数でも何も問題はありません。おかちゅうの話を聞いてやろうというときにはぜひお気軽にご一報ください。