京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
平成15年9月定例会 一般質問
【質問項目】

  1.男女共同参画社会について
   (1)ジェンダーフリー教育について
   (2)本市の男女共同参画社会への取り組みについて

  2.本市職員の青年海外協力隊への派遣について

  3.最終処分場の延命化策について

失礼をいたします。岡本忠藏でございます。

私は質問事項を3項目に絞り、通告に従って質問をさせていただきます。関係理事者には、明快で的確なるご答弁をいただきますようお願いをいたします。


質問1:男女共同参画社会について

 まず、男女共同参画社会についてお伺いをいたします。

 1999年に制定された『男女共同参画社会基本法』では、男女がお互いを尊重しながら責任を分かち合い、その個性と能力を十分に発揮できる社会の実現を目指すことが高々と謳われております。

 私自身、この趣旨には大いに賛同しそのような社会の早期実現を請い願うものでありますが、昨今、男女共同参画の名を借りた、ジェンダーフリーという誠に不可解な教育が一部の教育現場で広がりつつあると聞いております。この思想は男らしさや、女らしさを全面的に否定する極めて乱暴な発想であり、例えば端午の節句やひな祭りは、古来の封建的社会の象徴であり男らしさや女らしさを強調する催しであるとしてその存在すら否定しているとのことであります。このような発想が一体どこから出てくるのか。ただ唖然とするばかりでありますが、日本人の心を育んできた伝統や文化までを否定し冒涜する、およそ認めることのできない思想であります。

 このジェンダーフリーという概念が日本に現れたのは、90年代後半のことと聞いております。もともと単なる『文法上の性』という意味であったジェンダーという言葉をアメリカのフェミニスト達が『社会的・文化的に作られた性』と意訳して用いたのが始まりで、ジェンダーフリーは日本に持ち込む際に作られた、いわゆる和製英語であります。今日の脳性理学では、体も脳も性別は生まれつき決定されていることが解明されており、ジェンダーの言う『この世に生まれてから大人や社会によって植えつけられた』という考えは、科学的見地からも全く根拠がないのであります。子供達が成長の過程に従って、より男らしく、より女らしくなっていくことはごく自然なことであり、無理やり性差をなくそうとするこの種の教育には、別の意図を感じざるを得ないのであります。

 このようなジェンダーフリーが瞬く間に広まった背景には、男女共同参画審議会が1996年に策定した『男女共同参画ビジョン・21世紀の新たな価値の創造』の中にあります。このビジョンの中では『社会的・文化的に形成された性別(ジェンダー)に縛られず』とあり、この考えをベースにして基本法が制定されたことから誤解が広まり、男女共同参画社会基本法自身の是非についても、多くの議論がなされてきた経緯があります。そして昨年11月には福田官房長官が、また12月には当時の内閣府男女共同参画局長であった坂東真理子氏が、『基本法はジェンダーフリーを目指すものではない』との答弁を行い、政府見解が明らかになったところであります。

 なお別の見解として、ジェンダーフリーは画一的に男女の違いを一切除外するものではなく、男女という枠組みを外し、対等な立場で捉えようとするものだという解釈もあるようでありますが、私の知る限り、それは無知と誤解から出た解釈と言わざるを得ません。

 最近ではジェンダーフリー教育の一環として、小学校の修学旅行先で男女を同室で宿泊させたり、高校において同じ教室で着替えをさせる自治体も実際に現れ始めたと聞き及んでおります。このような男女共同参画は明らかに方向性が間違っており、多感な思春期の生徒達に与える悪影響は計り知れません。

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| 議会報告(市議会) | 2003.09.27 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
 
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