【質問項目】
1.子育て支援について
(1)保育所の一時保育事業について
(2)障害児加配について
(3)本市の乳幼児医療への取り組みについて
2.環境保全対策について
(1)産業廃棄物を受け入れるリサイクルシステム
について
(2)埋め立てごみの減量化と最終処分場について
3.景気対策について
・舞鶴発電所に関する地元発注について
失礼をいたします。無会派の岡本忠藏でございます。
昨年11月、多くの市民の皆様からご支援を賜り、初めて伝統あるこの舞鶴市議会に押し上げていただいてから、早4ヶ月がたとうとしております。この間、皆様の大きな期待にお答えすべく、私なりに懸命の努力しているつもりではありますが、何分若輩者で経験に乏しく、わが身の至りなさを自省しているところでございます。ただ、一面から申しますと、経験の浅いということは、旧弊に縛られることなく行動できる、若さの特権でもあるとも思っております。今後とも、初心を忘れることなく、自由な立場で、さらに精進を重ねてまいりたいと存じておりますので、市議会の諸先輩、また、市長をはじめ理事者の皆様におかれましては格別のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
それでは私は、質問事項を3項目にしぼり、通告に従い質問に入らせていただきます。昨日来の先輩議員の質問と重なる部分もあろうかと存じますが、理事者の明快なご答弁をお願いいたします。
質問1:子育て支援について
まず、子育て支援策についてお伺いをいたします。
わが国の人口は、平成18年を頂点として、21世紀を通じて減少を続け、西暦2100年には約6,400万人に減少すると予測されております。つまり、22世紀初頭には現在のおよそ2分の1の人口になるということであります。
この人口減少の要因は、申すまでもなく急速に進む少子化であります。少子化は経済活動の沈滞、社会保障制度の崩壊、さらには子供の社会性欠如など、社会、経済にとって正にその根底を揺るがす極めて深刻な問題でありまして、この舞鶴の将来を考えるうえでも、何にも増して重要な課題であると申しても過言ではありません。
私達の孫、ひ孫の時代に舞鶴の人口が半分になるかもしれない、これは想像を絶することであります。勿論、この問題は一自治体で対応できるものではなく、基本的には国の責務においてその対策を総合的に推進すべきものでありますが、地域独自の取り組みにおいて、自治体の真価が問われているのが現状であろうかと存じます。そして、この少子化対策の柱となるのが子育て支援策の展開であります。この意味で、今議会に提案されております平成15年度予算案において、「子ども総合相談センター」や「ファミリー・サポート・センター」等の新規施策に係る事業費が他自治体に先んじて計上されておりますことを高く評価し、その円滑な運営に多大の期待を寄せるものであります。
ところで、『3歳神話』という言葉がありますように、乳幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎を培うきわめて重要な時期であります。だからこそ、行政・地域社会を挙げて、家庭での養育を補完する保育の体制を整えることが今求められております。
しかし、その意味をはきちがえ、子育てがまるで自己犠牲の上に成り立っているかのように考えてしまう若い世代が多いことも残念ながら事実であります。私は、当然のことながら、子育ての基本・責任は親にあり、家庭にあるという大前提のもとに、育児に対する不安感、また仕事と家事・育児の両立に悩んでいる親の立場から、保育の問題について、以下3項目について質問をいたします。