京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2019.05.08 Wednesday | - | - |
平成22年2月定例会 代表質問
【質問項目】
1.財政状況と来年度の予算編成について
2.子育てを応援する子育てママ・パパ応援について
3.舞鶴国際埠頭(みずなぎ埠頭)について
4.教育について



 京都創生フォーラムの岡本忠藏でございます。
 私は、質問事項を4項目に絞り、通告に従って知事並びに関係理事者に質問をいたします。


質問1:財政状況と来年度の予算編成について

 初めに、本府の22年度予算案と歳入確保について質問をいたします。
 まずこの4年間を振り返りますと、三位一体の改革によって税源移譲分を大きく上回る地方交付税が削減されるなど、本府の行財政に色濃い影を落とした中、一時の景気回復など地方経済にとっては全く肌で感じることのできないうちに世界的な経済危機に見舞われ、原油・原材料の高騰や株価下落など、数え上げれば切りがないほどの景気・経済の不安定要因が幾重にも重なって、かつてないほどの厳しい財政運営を強いられた4年間ではなかったかと存じます。そうした中で山田知事は、給与費プログラムによる202億円もの人件費の削減に加えて不要不急の事業の見直しによっての148億円もの歳出の抑制、さらには府税徴収率の向上や府有資産の利活用による財源の捻出、公債費プログラムによる府債管理の強化等々、経営改革プラン等に基づいたさまざまな改革に継続して立ち向かわれ、安定的かつ持続可能な行財政運営に心を砕いてこられました。
 また同時に、大規模災害に備えた安心・安全のためのあらゆる施策に加え、「地域力の再生」を大きな柱に据えた府民提案型・公募型の事業への取り組み、「京都を温める」ためのさまざまな雇用・経済対策、医師確保を初めとする地域医療対策、京都の未来を担う子どもたちのための「京都式少人数教育」の充実・発展、源氏物語千年紀事業など京都の歴史・伝統文化を継承し未来へつなぐ施策など、次々に京都ならではの独自施策や思い切った予算の重点化を行って、府民にとって、今まさに必要なものを的確に判断し、確実に実行されてきたところであります。
 改めてここに、この2期目4年間の山田知事の府政運営を我が会派といたしましても高く評価し、心からの敬意を表する次第であります。
 そして山田知事は今定例会初日の本会議において、ことし4月の知事選挙に対し3期目への強い意志を表明されたところであります。我が京都創生フォーラムといたしましては、さらなる改革の実行と府民サービスの一層の向上を目指し、今日までの取り組みや成果を踏まえてさらに継続・発展させていくリーダーが本府に求められていると認識しているところであり、志を同じくする多くの皆様とともに、山田啓二知事の再選を期して全力で京都府知事選挙を戦い、もって力強い京都・希望の京都を築くために力を尽くすことをここに表明するものであります。
 そこで質問いたします。22年度予算案について、自治体であるがゆえの単年度予算案ではあるもののそこに込められた理念は決して1年限りではないはずで、今後数カ年にわたっての連動性・継続性を見越した上での新年度予算案でなければならないことは言うまでもありません。では、現職の知事として、未来の京都を思い描く上で22年度はどういう年度にしなければならないと山田知事はお考えでしょうか。そして、それがどのような形となって予算案に盛り込まれているのでしょうか。また、これらを実現していくために、府税収入の予測や現在の基金・起債残高の状況、そして歳出における義務的経費の動向等を踏まえると、今後一層の自主財源の確保が必要になることは論をまたないところであります。そこで歳入を確保するためにどのような取り組みを考えていらっしゃるでしょうか。あわせてお尋ねいたします。

 

答弁:山田知事

 岡本議員の御質問にお答えいたします。
 岡本議員におかれましては、ただいまは会派を代表されまして、私の府政運営に対して高い評価をいただき、また温かい激励をいただきまして、心からお礼を申し上げたいと思います。
 一昨年の秋以降、100年に一度と言われる厳しい経済情勢を受けまして大幅に税収が落ち込む中、本年度予算につきましては、どうやってやりくりをしながら府民の暮らしを守り、生活を支える対策を強化・充実できるか、これが一番大きな課題となっておりました。このため、徹底した行財政改革によって職員が一丸となって、府民をこうして守り支える対策のための財源の捻出に当たったところであります。
 しかし一方で、行政というものは継続していかなければならないものであります。ことしは新府総仕上げの年として、当初予算から講じる必要のある人への投資ということにつきましても、私たちは意を用いなければなりません。
 こういった観点から、雇用対策におきましても人づくりを柱に、また高校生の修学支援や義務教育の少人数教育の充実など、京都の未来を見据えた施策にも積極的に予算を提案させていただきまして、人こそがこれからの京都の未来をつくり上げていくんだ、人こそが京都の未来であるというこうした考えを踏まえて、将来の府政の道筋を示すことにも力点を置いた予算として編成をさせていただいたところであります。
 それだけに、御指摘のように、今後とも自主財源の確保が必要となってまいりますけれども、マクロ的には将来に向けた人づくりや、京都経済界と手を携えて雇用・経済を温める対策を行うことによって税源の涵養に努めますとともに、府庁におきましても、この間職員一体となって滞納整理強化期間の設定による夜間電話の督励やインターネット公売等の取り組みによりまして、府税の徴収率も全国最下位レベルから全国4位までこの間上げてきたところであります。また、このたび京都地方税機構の発足によりまして、京都府と市町村を通じ、納税者の利便性の向上を図りながら、より効果的な徴収にも努めてまいりたいと考えております。
 さらに、来年度当初予算におきましては、府有資産の利活用を中心に、広告料収入の拡大から自動販売機の設置における入札の実施など非常にきめ細かな努力を積み上げまして、約2億円の自主財源の確保を目指しております。
 今後とも、戦略的な自主財源と、本当に一つ一つの積み上げに基づく自主財源の確保に努めてまいりたいと考えております。

 

岡本忠藏

 ありがとうございました。今後の府政運営について、知事の情熱と、それからさまざまな改革を断行していくにしても、さまざまな観点から見ていって厚みを持った行政運営を行っていきたいという内容が伝わってまいりまして、今後の御期待を申し上げたいというふうに存じます。

 

 

質問2:子育てを支える子育てママ・パパ応援事業について

 

 次に新年度予算案のうち、「子育てを支える子育てママ・パパ応援事業」について質問いたします。
 今日までの家庭支援や女性政策、そして子育て支援の主軸にあったものは、とどのつまり共働き支援であったと存じます。現代社会に生きる人々の人生観・価値観の多様化が進む中で、女性の社会進出を支援し、子育てと仕事との両立の難しさを解決するため、例えば、増加の一途をたどる入所希望者に対応するための保育所の拡充、低年齢児保育や延長保育などの多様な保育サービスの充実、育児休業取得のための環境整備、労働時間等の短縮の推進など、働く女性の育児負担を軽減するためのさまざまな取り組みが、大きな柱として今日まで取り組まれてきたわけであります。
 私は、これはこれで良とするものでありますが、一方で、政策としての家庭支援・女性政策が、すなわち共働き支援と思えてしまう現状については、常日ごろから少なからずの疑問を感じておりました。どういうことかと申しますと、まず専業主婦と呼ばれる人たちは、かつては三食昼寝つきなどとやゆされ、社会的に軽んじられてきた傾向がありましたが、実社会の中での彼女たちの役割は決して軽くなどはなかったのではないかと思えてならないからであります。なぜなら、かつて介護保険制度ができる以前に介護を主体的に担ったのは彼女たちでありましたし、学校・幼稚園と保護者や地域とのかけ橋となったり、自治会や地域活動を支えたり、こうした数値にあらわれにくい社会の下支えをする役割を率先して果たしてきた側面は決して否定できないはずであります。また、昨今の長らく続く経済不況のもと、一般的な専業主婦家庭が経済的にそれほど豊かだとは到底思えず、それでも子どもと寄り添う時間を優先したいという思いを抱き、家庭を内から支えるという生き方を全うしようとした結果として専業主婦という役割を選択した多くの女性がいるのだということを、もっと社会全体が認知すべきだと思えてならないのであります。
 そこで質問であります。新年度の予算案では「子育てを支える子育てママ・パパ応援事業」としてさまざまな子育て支援施策を拡充し、新規事業を打ち出されておりますが、そうしたものの前提として、すべての女性が生き生きと暮らせる社会を目指すという女性政策の観点から、そして子育てに奮闘中の家庭への支援という観点から、私は、専業主婦家庭に対しても行政として一層のサポートをすべきであり、そしてなぜか低い専業主婦の社会的地位を高め、社会全体で正当に評価し、孤独感にさいなまれやすい彼女たちの心をしっかりと受けとめ安んじることが、女性政策並びに家庭支援を進める上で何より必要不可欠であると存じます。そこで、これらの知事の御見解をお伺いするとともに、今後のあり方について御所見をお聞かせください。
 次に、子育てをする専業主婦家庭に、より一層のサポートをしていくためには具体的にどうしたらいいかということであります。先ほど来申し上げておりますとおり、思うに、彼女たちの家庭は3つの願いを抱いていると私は感じております。その1つは、私たちだって頑張っているということを知ってもらいたいという切なる思い、つまり存在意義が社会的に認められること、2つには、特に核家族化や地域社会の希薄化が進んだことによってもたらされた孤独感・孤立感が解消されること、そして3つには経済的な支援であります。
 そこで質問でありますが、慢性的になりつつあるこれらの課題を、いかにしてこの応援事業の中で解決していこうとされているのか、その具体的な方策についてお伺いいたします。

 

答弁:山田知事

 次に、子育ての専業主婦に対する施策についてでありますが、厚生労働省の調査によりますと、3歳児未満のおよそ8割が保育所や幼稚園に行かず家庭で育てられている状況にある中で、子育てに対する大きな負担感を持っている保護者の割合は、共働きの方の約3割に対し専業主婦の方はその1.5倍となっております。この背景には、いろいろ御指摘がございましたように、核家族化の進行や地域の人と人とのつながりが希薄化している中で、家庭にいるお母さんが子育て期間中に社会からやはり隔絶されているという孤立している感じを持つこととか、その中で不安や悩みを相談する相手がなかなか見つからないことや、共働き家庭に比べますと、やはり経済的にも不安を感じるなど、さまざまな理由が重なってこうした調査結果になっているのではないかというふうに考えております。
 このため京都府では、こうしたことを踏まえまして、家に引きこもりがちな子育て中の親子の交流や相談の場を地域で展開いたします地域子育て支援拠点事業や子育てサポート事業を実施いたしまして、昨年9月に「全国子育てひろばの実践交流セミナー」を開催するなど、地域の子育て支援NPOと協働したネットワークづくりやプラットホームづくりを行い、積極的に支援をしているところでありますし、現にそうした活動が、本当に、京都、日本じゅうに広がっているということも、私は大変心強く思っているところであります。
 新年度予算におきましても、携帯電話を活用した子育て情報発信事業とNPOや市町村等と連携・協働して実施する子育て主婦の交流会に対し、ソフト・ハードの両面から支援することによりまして、子育てのために外出の機会が少ない専業主婦の皆さんが、府内のどこでも気軽に集え、その中で子育てをしっかりとこれからも充実して行える体制を整えるための予算をお願いをしているところであります。
 また同時に、経済的負担の軽減のための子育て支援医療助成に加え、新年度には私立幼稚園の授業料軽減も拡充することにしておりまして、社会全体で子育て家庭を支援していこうという子育て応援パスポート事業も関西に広がりを見せることになっております。
 私どもは、社会全体で子育てをしている家庭を応援していく環境を整える。そして、そのためには、専業主婦家庭を初めすべての女性がそれぞれの自分の事情に応じた判断を尊重されるその中で、生き生きと暮らしながら安心して子育てができる社会づくりを進めてまいりたいと考えております。

 

岡本忠藏

子育てに関係いたしましては、私はこれまでの歴史的な背景からして、やはり専業主婦という役割は立派な職業であるというふうに思います。しかし、その部分を担うがゆえに収入はなかなかなくて、しかし、でも必要なことだから頑張らなければいけない。そのジレンマで長年ずうっと悶々となさってきた側面は、私はぬぐい切れないと思います。そういう生き方は生き方としてあるわけですから、それは何かしらの形でそうしたふぐあいのあるところをサポートしていく必要があるというのは私はこれからの子育ての中で新たに加えていかなければならない、もっと厚みを持たせていかなければならないことではないかというふうに思っておりますので、山田知事さんにはそうした側面も胸にとどめていただいて府政運営に頑張っていただきたいというふうに存じます。

 

 

質問3:舞鶴国際埠頭(みずなぎ埠頭)について

 

 次に、いよいよこの4月から供用開始が予定されている京都舞鶴港の「舞鶴国際ふ頭」について質問いたします。
 私たちが完成を心待ちにしておりましたこの埠頭が初めて事業化されましたのが平成元年度、そして建設が開始されたのが平成7年度のことであります。以来、今日に至るまで工事は順調に進捗して今では岸壁はすっかり全貌が明らかになっており、また公募された愛称として「みずなぎふ頭」と名づけられ、さらには埠頭内の分譲地におきましても誘致企業が既に決定し、岸壁には昨年のうちにガントリークレーンが設置されているところであって、この舞鶴国際ふ頭(みずなぎふ頭)がどのように活用され、どのように人と物が流れていくのかが目に見える形になってまいりました。
 今日まで、舞鶴国際ふ頭の整備事業にかかわってこられた多くの関係者の皆様、そして深い御理解と御協力をいただいてきた地権者を初めとする地元の皆様方には、改めて心から敬意を表しますとともに、厚く感謝を申し上げる次第であります。
 ここで、山田知事におかれては京都府知事としておよそ2期8年間、さらにそれ以前には府の理事者としても本整備事業に携わってこられたわけであり、これまでを振り返っての本埠頭への率直な思いを、ぜひともお聞かせいただきたく存じます。
 ところで、この総事業費466億円にも上る大型プロジェクトの供用に当たり、来る3月14日、日曜日の午前10時から、舞鶴国際ふ頭完成の記念イベントと式典の開催が予定されているところであります。通例の大型公共事業の竣工式とは趣向を変え、今回の記念イベントは府民参加型という特徴がありまして、特に地元舞鶴の若手有志の方々が主体となって運営に参画され、埠頭内や臨港道路を利用しての子どもたちによるミニ駅伝大会を初め特設ステージでのイベント、さらには舞鶴だけでなく府下のグルメや名産を楽しむことのできる物産展の開催、舞鶴港の歴史の変遷をたどることのできるパネル展の実施などが予定されていると伺っており、さらには京都府の港湾であるという位置づけや、近畿圏における日本海側唯一の国際貿易港であるという認識のもと、中国大連や韓国の方々、そして海上保安庁にも呼びかけて、京都舞鶴港と舞鶴国際ふ頭のさらなる周知を図り、より一層この完成式典・記念イベントを盛り上げようとされているとのことであります。
 本埠頭はソーラス条約などの国際的な規律を遵守しなければならないため、一たん開設いたしますと関係者以外は港内になかなか入ることができません。せっかくの機会でありますので、府民の皆様、近隣府県の住民の皆様にはぜひとも舞鶴に足をお運びいただいて記念イベントをお楽しみいただくと同時に、美しい海や山々、そして新しい舞鶴国際ふ頭を体感していただければ、私も地元住民の一人といたしまして何よりうれしく、心より歓迎申し上げる次第であります。3月14日の日曜日、午前10時でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、京都の均衡ある発展と地方経済の活性化のために大きく寄与されなければならない本埠頭の今後の活用についてであります。一昨年来の世界的な不況に加えて長らく続く厳しい地方経済情勢をかんがみれば、供用開始が何とも悪い時期にぶつかってしまったと感じざるを得ないわけでありますが、それでも一喜一憂することなく、中長期的視点に立った今打てる一手を一つ一つ積み上げていかなければなりません。
 そこで質問であります。本府が舞鶴国際ふ頭の供用開始を見据え調査をされたところ、京都府内のコンテナ量全体の3%しか京都舞鶴港の利用がされていない現状が明らかになったわけでありますが、まず手始めに、これらの幾らかでも京都舞鶴港を御利用いただく手だてを考えることが第一であるというのが府理事者を初め港湾関係者の共通した認識であると存じます。そのためには企業に対して利便性を説き、より一層のインセンティブを用意することなどとあわせて、京都の港湾を事業者に育てていっていただく土壌や風土をつくっていく必要があると考えますが、これまでの調査結果や現状を踏まえて、具体的に今後どのようにして港湾振興を図っていかれようとされているのか、知事の御所見をお尋ねいたします。

答弁:山田知事

 次に、舞鶴国際ふ頭を核といたしました京都舞鶴港の振興についてでありますけれども、太平洋側と日本海側の今ある格差、現実問題として、国土軸のある太平洋と、そして日本海側の格差を埋めるためには、これからの世界の経済を引っ張っていくであろう中国、さらには韓国やロシアを含めた環日本海時代を見通した政策を講じなければ、これは国土全体の均衡ある発展には私はつながらないと考えております。それだけに、京都のというよりは、関西経済圏の日本海側におけるゲートウエーであります舞鶴港は、地域間競争の時代を乗り切るための大変重要な戦略拠点であると考えております。ただ、既に日本海側の各港は大型バースを着々と備えつつあります。昨年、ライバルとも言える敦賀港は、もう既に14メートル深度のバースを整備しているわけでありまして、舞鶴港の国際ふ頭の整備は決して早いものではなく、あえて言うならば、どちらかというと遅いものではないかなというふうに思っておりますので、私は、やっぱり今春の舞鶴国際ふ頭の完成は、正直ほっとしているというところにとどまっているわけであります。
 こうして、今日本海側の港が一斉に環日本海時代を見通して競争に入っております上に、御指摘のように、経済的な環境はある面では最も悪い時期でありますので、私は、正直厳しい面も多く、それだけに、これからも中長期的なスパンで対応していくことが必要であると思います。そして、その施策といたしましては、一つは、対外諸国の地域別の特徴やニーズを踏まえたきめ細かなPRや集荷活動の強化、既存航路の安定化、戦略的な新規航路の誘致、それから京都舞鶴港を拠点とした産業のさらなる集積、そしてアジア地域における人的・物的な面の交流の活性化、こうした3点を中心にしっかりとした対策を講じていく必要があるということで、私自身も先頭に立って、この間プロモーション活動に専念をしてまいりました。現在、コンテナ貨物の約3%しか取り扱っていないということは、反面、府内には多くの潜在的需要があるということでありますので、ようやく施設が整う中、地理的な優位性のある京都舞鶴港利用を促進するための取り組みをさらに進めてまいりたいと考えておりまして、例えば府内企業に「京都の港」として守り育てていくための応援団として、京都舞鶴港利用促進パートナーシップ企業の組織化を図り経済界との連携を強化してまいるとか、また先日発表されました高速道路の無料化により物流コストが削減されますので、こうした点についてもポートセールスのメリットとして宣伝をしてまいりたいと考えております。さらに、産業集積につきましては、昨年9月に国際ふ頭の港湾関連用地に3社の企業の立地が表明されましたけれども、港の利用振興につながる背後圏の物流産業や環境関連産業から、国際フェリーやクルーズ船の誘致、長距離フェリーの利用促進、企業ニーズに合わせたばら荷貨物の取り扱い能力の強化等、さまざまな面からの充実を促進してまいりたいと考えております。
 さらに、これはライバルと言ってはいけないと思うんですね。敦賀港や境港などの諸港との連携も図って、その中で環日本海航路の誘致や太平洋側のバックアップ機能の強化など、関西や東海といった巨大な経済圏の日本海側のゲートウエーとしての機能を戦略的に強化して、北部の産業、そして京都の産業振興につなげてまいりたいと考えているところであります。

 

岡本忠藏

舞鶴国際ふ頭につきましては、長年の大型プロジェクトでありまして、是が非でもこれをさらに材料にして経済活性化を果たしていただきたいと。そのために私どもも何ができるかわかりませんが、ぜひともお使いをいただいて、ともに地方の経済の発展のために尽くしてまいりたいと、改めてお願いを申し上げる次第でございます。

 

質問4:教育について

 

 最後に教育についてでありますが、教育基本法がおよそ60年ぶりに改正されて、3年が経過したところであります。その大きな特徴としては、改正後の第2条でうたう教育の目標として、幅広い知識と教養を身につけ、豊かな情操と道徳心を培い、健やかな体を養うことに加えて個人の創造性や自律の精神の育成、命の尊さ、自然の大切さなどを明確に示し、そして特に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という条項が非常に大きく注目され、当時、新聞社の調査によりましても7割もの国民から評価されたという報道もございました。いずれにいたしましても、教育全般についてさまざまな課題が生じている中で、学校・家庭・地域などが総がかりで教育改革に取り組まなければならないということを本基本法の改正によって改めて全国に認識されたと言えるのではないでしょうか。
 さて、こうした教育基本法や学校教育法などの関係法令の改正を踏まえ、その具体的な手だてを確立するために学習指導要領が改正され、今まさにその変遷期にあると理解いたしております。私は、教育に求められるものをより具体的に認識し、実効性を担保すべく抜本的に見直されたこれらの理念が、今後どのように京都府の教育に具現化され、いかにして生かされていくのかという観点から質問をいたします。
 まず教育の基礎的・基本的な知識・技能の習得に加え、それらを応用して課題を解決できる能力を身につけさせていくためには一定の授業時数の増加が必要であるとされましたが、移行期の現時点においてはどのようになっているのでしょうか。基本的には各週の時数をふやすことになるのかもしれませんが、夏休みなどの長期休暇の弾力的な運用を行うことなどによって授業時数の確保を図ることや、土曜日の利活用も積極的に検討すべきではないかと存じます。改訂された学習指導要領の全面実施に向けた教育長の御所見をお伺いいたします。
 次に新・教育基本法のうたう「公共の精神、生命や自然を尊重する態度、伝統や文化を尊重し、我が国と郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」ということを具体的に言うと、子どもたちへの教育内容や体制はどう変わっていくのでしょうか。私は、まさに日本の戦後教育に最も欠けていたのがこの部分であり、今日のさまざまな教育課題の多くがここに起因すると感じておりまして、古来より営々と受け継いでこられた日本人としての美徳をはぐくむ教育を、世界に誇る日本の古都、京都でぜひ具現化していただきたいと切に願うものでありますが、これらの考え方や御見解とあわせて、今後の具体的な取り組みについてお尋ねいたします。
 さらに関連して、言語力についてであります。昨年の9月定例会の一般質問でも取り上げさせていただいておりますが、その折に教育長は、すべての教科を通じて言語力の向上を図ることを目的として「ことばの力育成プロジェクト」に取り組み始められたことを明らかにされました。私は、当然のことながら学力を身につける基盤として言語力を向上させようという府教育委員会としての考え方は強く賛同するものでありますが、さらに言うならば、日本人が日本人たるはまさに言語なのであり、教育基本法の言う「伝統や文化を尊重し、我が国と郷土を愛する」心をはぐくむための根幹をなすのは、美しい日本語を身につけさせることにほかならないと思うのであります。そこでこのような観点に立ち、21年度から始められた「ことばの力育成プロジェクト」における文章表現力や思考力の向上のための取り組みを現時点でどのように自己評価されているのかお尋ねするとともに、より効果を上げていくためのさらなる仕掛けをぜひ御検討いただきたいと考えますが、今後の展望についてもお聞かせください。

 

答弁:田原教育長

 岡本議員の御質問にお答えいたします。
 新学習指導要領への移行についてでありますが、今回の特徴は、年間の授業時間数をこれまでの減らす方向からふやす方向へと転換するものであり、子どもたち一人一人に学力をしっかり定着させるため、学習内容の充実を図るものとなっております。
 このため、移行措置についての説明会を開催するなど各教科の指導内容に学び漏れが生じないよう指導してきたところであり、市町教育委員会では、各学校の教育内容を充実させるため、1日の授業時間をふやしたり夏休みを弾力的に運用するなど、さまざまな工夫を重ねて取り組んでいるところでありまして、これにより、全面実施にも対応できるものと考えております。また、土曜日の活用につきましては、地域の方々の協力を得て、「京のまなび教室」などの取り組みが府内各地で行われており、このような社会総がかりの取り組みは大変有意義であり、さらに推進してまいりたいと考えております。
 次に、教育基本法に掲げる教育の目標についてでありますが、教育基本法の改正を踏まえた新学習指導要領において、新たに公共の精神や伝統・文化の尊重といったことが掲げられておりまして、そうした視点で古典の指導充実や武道の必修化などが図られており、現在取り組みを進めているところであります。また、教育基本法に基づき、現在、府の教育振興計画の策定に向け取り組んでいるところでありますが、外部の有識者による検討会議におきましても、議員御指摘の点につきましては重要な観点として取り上げられておりまして、新たな振興計画にもこうした理念を盛り込んで具現化を図ってまいりたいと考えております。
 次に、「『ことばの力』育成プロジェクト」についてでありますが、小学校入学前から高校までを見通して、発達段階に応じて言葉の力をはぐくむこととしており、今年度は、美しい日本語を親子で学ぶことの大切さを盛り込んだ「親と子の言葉の栞(しおり)」や、入学を間近に控えた子どもたちに、聞く力や話す力を育てる新しい教材を幼稚園や保育所、保護者に配付したところであります。保護者の皆さん方からは、「家庭での会話や子どもの言葉遣いを見直すよいきっかけになった」という評価をいただいているところであります。
 また、現在小学校や中学校において、発達段階に応じて思考力や文章表現力のスキルアップを図るための新しい学習プログラムの開発を進めているところであります。
 今後とも御指摘の点を踏まえまして、「古典の日」の取り組みなどとあわせて子どもたち一人一人に言葉の力が身につくよう、市町教育委員会や学校と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。

 

再質問・岡本忠藏

 教育について1点お尋ねしたいと思います。
 新しい法律に基づいて教育改革をさらに進めていっていただくわけなんですが、その中で、これまでになかった新たな文言が入り、それを具現化していかなければならないわけですから、やはり学校現場につきましても新しいチャレンジが当然出てくるわけです。そこで、これまでお答えいただいた、古典あるいは武道なども盛り込みながらというお話がありました。それから、日本語を、さらに理解度を掘り下げたり、頭の中できちんと合理的に整理できるということなんかも、スキルアップをしていくために学習プログラムを新たに開発されるなど、私はさらにその中に、そういう人間としてのぬくもりといいますか、厚みといいますか、これまでの日本人が営々と受け継いだものというものがぜひとも授業に盛り込んでいただきたいというふうに願う、そういう趣旨の質問をさせていただきました。
 例えば、英語であっても、それから歴史とか社会であっても、折々に触れてさまざまなそうした日本人のよさというものを盛り込める授業は私はできるんじゃないかというふうに思います。そうした工夫をぜひさらに深めていっていただきたいという観点から、新たにいろんな取り組みをなさっていかれようとされておりますが、具体的にそういったものがどういうふうに盛り込まれていくのか、あるいは考えとしてあり得るのか、ぜひ教育長さんの御所見をお尋ねいたしたいと思います。

 

再答弁:田原教育長

 先ほど申し上げましたとおり、今の新しい教育基本法に基づく新しい教育振興計画というのを策定するべく作業に取り組んでいるところでございます。その中で、今議員御指摘になった、例えば伝統文化の尊重だとかそういうものを具体的にどういうふうに進めていくか、しっかりと盛り込んでまいりたいというふうに考えております。そして、その後、計画に基づきまして具体化を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。

 

岡本忠藏

 以上で私の代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

 

| 議会報告(府議会) | 2010.02.10 Wednesday | comments(0) | trackbacks(0) |
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