京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2019.05.08 Wednesday | - | - |
平成18年3月定例会 総括討論
 失礼いたします。
 私は今3月定例会に上程されました議案のうち、第1号議案ならびに第3号議案には反対の立場で、そして第2号議案及び第4号議案から第41号議案に対しましては賛成の立場で、若干の意見・要望を申し上げ、討論をいたします。

 今定例会の最大の争点は、紛れもなく市民病院問題についてであったことは間違いありません。今年の1月に突如として明らかにされた市民病院の今後の経営方針が、12月定例会で採択された市議会の付帯決議の中で求めた『病院経営の健全化』に合致するのか、本市の『地域医療を守る』ことに繋がっているのか、また市民に対してしっかり説明責任を果たしているか、医師会や市内の3つの総合病院と十分に協議し理解を得られているのかどうかなど、あらゆる点から市民病院の問題が問われることとなったのであります。

 まずは12月議会にさかのぼりますと、病院経営の民間委託の話などは一切出ておらず、理事者のご答弁でも自立再建を目指すことに変わりはないとおっしゃっておられました。議会からも民間委託といった提言は特になかったわけでありますから、その際の付帯決議で議会が求めた内容は、当時を客観的に振り返れば、あくまで自立再建を前提としたものであることは明らかであると存じます。

 さらに『病院経営の健全化』とは、単純に申せば借金を減らす、あるいはこれ以上増やさないということであろうと存じますが、内科医師が集団退職して以後、平成16年度の約10億円、17年度の8〜9億円という病院事業会計の巨額の赤字に加え、新年度予算案においては経営補助としてさらに13億円もの財源を投入することとなっており、さらにはこの資金投入によって今後の負担がなくなるのかといえば、その点についても見通しのあるご答弁はいただけませんでしたので、残念ながら『病院経営の健全化』が図られたとは到底考えられないのであります。

 また『地域医療を守る』という観点からは、これまで市内の4つの総合病院があったことにより何とかバランスを保ってきた急性期医療が、市民病院各診療科の実質廃止によっての大幅な機能低下が指摘されており、外来にしても入院にしても、本市全体を見れば医療を提供する側がこれまで以上に不足することは否定できません。
 特に救急医療においては、現在のような市民病院においても17年のベースで救急搬送が630名、さらに時間外診療を合わせると実に年間数千件にも及ぶ受け入れを行ってきたわけでありますので、これらが他の総合病院に振り分けられることで受け入れ側の許容量を大きく超え、破綻してしまわないのかという危惧が払拭できておりません。
 本来ならこうしたことを他力本願ではなく、いくらかでも自力で担保できてこそ『地域医療を守った』と言えるのであって、福祉的な意味合いの強い療養型病床を拡充することが、地域医療を守ることに直結するとは到底思えないのであります。
 いったん大幅な縮小が余儀なくされるとしても、将来体制が整ったときには少しずつでも、急性期医療の各診療科について再開できる余地を残しておくべきだと私は考えます。

 いずれにせよ、実際に医療の現場で本市の地域医療を支えていらっしゃる舞鶴医師会や他の総合病院・大学・行政・議会、あるいは市民がそれぞれの立場で意見を出し合いながら、本市の地域医療における市民病院の存在意義を明確にし、そして今後のあり方を見出していくことこそが、市民に対する説明責任を積極的に果たすことができ、理事者の言われる各医療機関との病々連携・病診連携を密にすることに繋がる唯一の手法だと思えてなりません。

 また委員会での質疑の中で、下半期から民間委託する形の予算案であることが明らかになりましたが、実際にいつから民間医療法人が来られるのか、本当に来ていただけるのかがいまだ不透明である以上、本予算案を認めることは実質的に白紙委任に近いものがあると考えます。

 以上のことから、病院経営の健全化に光が見えておらず、これまで市民病院が担ってきた地域医療に対する担保がなされていないと考えられる、第3号議案・18年度病院事業会計予算には賛成することはできません。
 また第1号議案・18年度一般会計予算においても、第4款・衛生費の中で、病院事業会計に関連した予算が措置されているため、その1点のみを理由として反対いたします。

 さてその18年度一般会計予算についてでありますが、歳入において、市税の内、市民税で約1億9,700万円の増収を見込んでおります。しかしながらこの増額の要因は定率減税の段階的廃止によるもの、そして年金所得控除額が140万円から120万円に引き下げられたことによるものが主なものと伺っており、法人分では逆に1億円程度の減額見込みであります。また固定資産税においても約1億6,000万円の減額となっており、これらのことは依然厳しい地方経済を如実に表していると存じます。
 こうした中、市長が改めて人口減少時代を迎えたことに対しての危機感を表明され、本市の定住人口の増加に意欲を見せられたことに対して賛意を表すとともに、今後の取り組みに大きな期待をするところであります。

 その定住人口を増加させるための施策の一環として、新年度予算・歳出においては、新たに『働く場の創出』と『まちの魅力づくり』を図る事業として、産業振興コーディネーター事業、MIREC大連現地特使の設置、地域ブランド等推進キャンペーン促進事業等に予算が配分されております。
 もちろんご高承のとおり、これらのみで定住人口の増加が図れるものではなく、日常の生活を支援していけるような施策の推進にもこれまで以上に力を入れていかなければならないと存じます。
 例えば企業誘致を図るときに、最終的な判断基準のひとつとして、受け入れ先がいかに教育に力を入れているかがポイントとなることも少なくないようであります。経営者や労働者は同時に家庭人でもあり、新天地で仕事に打ち込むためには家族が安心して暮らせる環境が必要で、またどの土地へ赴いても、わが子により良い教育を受けさせることは誰しも願うことであります。ならばそうした体制をつくるために力を注ぐことも重要な企業誘致戦略であり、医師確保のための施策であり、同時にまちづくりの根幹をなす『人づくり』に繋がるのだと存じます。
 税制的な優遇策や港湾を抱えるという利便性・特質性だけでなく、こうしたことをさらに重点的に追求していくことがあらゆることに波及していくと存じますので、ぜひご検討いただきますよう要望いたします。

 次に民生費について、特に全般にわたって言えることではないかと存じますが、医療・介護・生活保護といった経費の急激な増加が懸念されている中で、必要なサービスを適切に措置していただく一方、サービスを受けなければならない人をつくらないということが福祉の最終的な目標であることは言うまでもありません。
 本市では『守る健康』から『つくる健康』への取り組みに力を入れ、健康寿命の延伸による『活動的な85歳』の実現を目指すことを明らかにされたことはまことに時期を得た取り組みでありますが、今後は生活保護費を下げる方策についてもビジョンを示すことが課題であろうと存じます。

 また衛生費についてでありますが、可燃ごみ処分の有料化とともに古紙の分別収集を実施することによって3割程度の減量が実現したことは大変喜ばしいことと存じます。ごみを出さないようにするということの意識を多くの市民が持っていただいた結果であり、行政と市民の協働の取り組みを高く評価いたします。今後は不法投棄対策とともにさらなる減量化を推進していただきますようお願いするものであります。

 次に防災について、まずは由良川に引き続いて市内15河川の浸水を想定した東西市街地の洪水ハザードマップ、防災行政無線の戸別受信機の配備、衛星通信防災情報システム整備事業等、一昨年の台風23号を教訓とした取り組みが形となって現れてまいりました。
 由良川流域では輪中堤の整備などが着々と進捗しているところですが、委員会でも申し上げていたとおり、国と十分協議していただく中で、由良川水系河川整備計画において水害の危険性のある全ての地域が整備の対象となるよう、改めて強く要望いたします。

 さて地方分権時代を迎え自立的な自治体経営を行う上で、慢性的な歳入と歳出の構造的なギャップを埋めるため、より一層行財政改革を推進していかなければなりません。
 歳入においては、例えば舞鶴火力発電所1号機の本格稼動により市税において実に三十数億円もの増収がありながら、一方では地方交付税の大幅減額を余儀なくされ、実質的な増収は数億円規模でありました。このように、本市において歳入を飛躍的に増加させることは至難の業であることは誰の目にも明らかである以上、サービスの品質を落とさずにいかにして歳出を削るか、ということに力を傾注せざるを得ないのであります。
 市長は『財政構造の抜本的な改革が急務』と議案説明の折にも本会議で述べておられ、それを私なりに解釈いたしますと、すなわちそれは義務的経費をいかにして抑えるかということになり、つまり主なものとして人件費の削減を意味するのであると存じます。

 これからの自治体の首長は、こうした『汚れ役』を甘んじて引き受けていただきながら、強い意志をもって改革を断行するリーダーシップを求められていると存じますが、いずれにせよ、市民病院の今後の状況を見守りつつ、新しい年度が本市全体に渦巻いている閉塞感から脱却するきっかけの年度になるよう願ってやみません。

 以上で私の討論といたします。ありがとうございました。

| 議会報告(市議会) | 2006.03.30 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
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