京都市・乙訓地域を拠点に日夜奮闘中! 岡 本 忠 藏 ( おかもと ちゅうぞう )
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| - | 2023.04.22 Saturday | - | - |
京都府薬物の濫用の防止に関する条例(案)。
昨日の京都府議会警察常任委員会でいくつか理事者側からの報告事項を受けました。その内訳は、『京都府犯罪のない安心・安全なまちづくり計画』、『犯罪防御京都アクションプラン(最終案)』、『京都府薬物の濫用の防止に関する条例(案)』について、『阪神淡路大震災(発生から20年)、東日本大震災を経た災害警備活動の変遷について』といったものです。

委員会運営で特徴的なのは、計画やアクションプランの作成過程で中間案や最終案など、最終決定に至る前の各段階でも報告してもらうことになっていまして、いきなり議案として条例案や予算案が上がって来て議会が泡を食う、もしくはよく分からないままになし崩し的に賛成してしまう、というようなことがないように予防線を張っているのです。

おかげで多岐にわたる行政の様々な進捗を大まかにでも頭に入れておかないといけないわけですが、それこそ議会人としての本懐というものですね。

さて最近よく議会で話題に上がってくるのは『危険ドラッグ』についてです。少し前までは『脱法ドラッグ』という総称で出回っていたものですが、『脱法』という言葉が『法を犯していない』と履き違えて捉えられ、しかも安価で気軽に買えるということでかなり若者を中心に半ば公然と販売されてきた経過があり、今その出所を徹底的に潰していっています。またさらにそのための条例が今議会に提案され、これから定例会最終日には議決される見通しとなっています。日本で最も厳しい内容となっています。

ただ、所管が警察ではなく府民生活・厚生常任委員会の方なので、我々は『審議』ではなく『報告事項』という形で受けました。

薬物については本当にいたちごっこのようです。まずは公然と販売されないようにし、危険であることをしっかりと一般の方々に認知していただき、物理的に手に入れることが難しくさせていって『危険ドラッグ』の一番の特徴だった気軽さを潰していき、撲滅に向けて取り組んでいくこととしています。

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| あんしん・あんぜん | 2014.12.18 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
11/02(日)10:00〜 TV警察常任委員会のお知らせ。
h261030:TV警察常任委員会収録001
京都府議会のテレビ広報番組、テレビ警察常任委員会の収録を本日行いました。

テーマは、『少年問題を考える 〜少年の非行を防止し、犯罪被害から守る〜』ということで、社会問題となっている少年非行・少年犯罪をどう防ぐか、また少年が犯罪被害に巻き込まれないようにどのようにして対処するかということについて、 意見交換や提言などを各議員が行いました。

この画像は、準備完了となっていよいよ収録を開始しようとする直前の画像です。

h261030:TV警察常任委員会収録002
少年問題に対処するためには、行政が実施する制度、警察が行うべきこと、地域社会にになっていただきたいことなどいろいろあるわけですが、私は親としてなすべきこと、家庭でのあるべき姿について特化して意見を述べました。

放送は、KBS京都で平成26年11月2日(日)10:00〜11:00、再放送は翌日3日(月・文化の日)の9:30〜10:30となっていますので、ぜひご覧いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

JUGEMテーマ:警察

| あんしん・あんぜん | 2014.10.30 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
市場・竜宮・愛宕新・府営市場団地連合自主防災会 総合防災訓練。
私の地元地域では自主防災組織が構成されています。平成16年10月20日の台風23号襲来による大災害を契機として次の年に結成されました。災害の規模が大きければ大きいほど、消防署も消防団も手が回らないことは自明の理です。そこで、せめて自分たちでできることだけでも自分たちでできるように、自分たちの地域は自分たちで守るという意識付けのもと結成の運びとなったのでした。それ以来、地道に様々な防災に関する取り組みを実践しています。

h260928:防災訓練001
各自治会から参加者が隊列を組んで集結しました。この総合防災訓練は、舞鶴市東消防署、舞鶴市東消防団のご協力をいただいて開催しています。

h260928:防災訓練002
私はこの自主防災会の会長をさせていただいています。各自主防災部(自治会)から安全に避難してきたことの報告を受けています。

h260928:防災訓練003
開会式での会長あいさつ。

h260928:防災訓練004
毛布と棒で緊急時の簡易タンカをつくっています。ほんのちょっとの工夫で人を運ぶタンカをすぐに作ることができます。

h260928:防災訓練005
棒すらもない時は、こうして毛布だけでもタンカにすることができます。タンカだからといって二人で持ち上げなければならないことはありません。簡単に持ち上がりました。

h260928:防災訓練006
また心臓マッサージやAEDの取り扱いの講習を受けています。

h260928:防災訓練007
この地域は豪雨災害を受けやすい地域なので、土のう製作訓練も盛り込みました。こうして子どもたちも頑張ってくれています。

h260928:防災訓練008
土のうの積み方も教えてもらいました。

h260928:防災訓練009
起震車です。地震の模擬体験ができる設備が備わっていまして、京都府が2台所有している1台を借りてきました。震度7なんてとんでもない揺れでした。

h260928:防災訓練010
また訓練の合間を縫って、一般社団法人 日本非常食推進機構によりブースを出してもらって、非常食の普及・促進のためにPRをしてもらいました。試食もしてもらい、今日の非常食がいかにおいしいか、ということも理解してもらえたと思います。

h260928:防災訓練011
閉会式では舞鶴市東消防署の太田英二 警備2課長より講評をいただきました。けっこう笑いを取っていらっしゃいましたね。

h260928:防災訓練012
閉会後、舞鶴市危機管理室から普及促進のために提供してもらった非常食とお茶を参加賞として配布しました。

おかげさまで非常に良い天気で、つつがなくすべての訓練を実施することができ、主催者としてホッとしています。このような活動を地道に進め、地域の防災意識の向上に努めていきたいと思っています。また参加者からいくつか提言もいただいたので、そうしたことも自主防災会でどのように対処できるのかよく議論していきたいと思っています。ご参加いただいたみなさん、役員のみなさん、本当にお疲れ様でした。

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| あんしん・あんぜん | 2014.09.28 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
舞鶴赤十字病院 東館 リハビリテーションセンター。
h260824:日赤病院
舞鶴赤十字病院のリハビリテーションセンターの竣工式に出席しました。かねてより取り組まれてきた『京都府中丹地域医療再生計画』の位置づけで、舞鶴市を中心とした中核病院として長く地域医療の一翼を担ってきた日赤病院ですが、新たにリハビリテーションが格段に充実していくこととなりました。

h260824:日赤病院002
日本赤十字社京都府支部の支部長は山田京都府知事です。先ごろ隣の敷地に建設された舞鶴市民病院は療養型の施設で、しかもこの舞鶴日赤病院と直接廊下でつなげられており、このリハビリテーションセンターとの連動した運用ができるようになっています。急性期・回復期・慢性期・在宅医療と切れ目なく医療が提供できるところが大きなポイントです。

h260824:日赤病院003
3階にあるリハビリテーションセンターから屋外を眺めています。この周辺は、国道27号バイパスが整備されていきますし、先の舞鶴市民病院の建設、この舞鶴日赤病院の機能向上・拡充、そして京都府中丹東保健所の移転などが随時行われていきますのでずいぶん風景も変わっていくのでしょうね。

h260824:日赤病院004
リハビリテーションセンターのフロアです。大勢の方々が同時にいろいろな訓練などが行われるようになっています。もちろん入院機能も持たせてあります。一口に言いましてもリハビリにもいろいろあるのは当然のことで、例えば脳梗塞などのような脳疾患によって体の自由が利かなくなった方、そして事故や高齢化によっていわゆる整形外科的に身体の機能が低下した方、その両方に対応していくこととなっています。

h260824:日赤病院005
それとは別に、また重要な機能を舞鶴日赤病院は担うこととなりました。舞鶴市に隣接する高浜発電所や大飯発電所があり、原子力災害に備えなければならないという大きな地域の課題がありました。各行政機関を中心に防災訓練など毎年のように実施されていますが、常設で原子力災害に備える施設がこの度新しく設置されました。この画像の奥から避難者が入ることとなり、氏名などの把握、衣服などに放射性物質が付着していないかどうかの確認、必要に応じて除染、というふうに流れていく動線です。

h260824:日赤病院006
そしてもう一度、体に放射性物質が付着していないかどうかを検査する機械です。

h260824:日赤病院007
そして完全に外部被ばくを取り除いた後、こんどは内部被ばくの有無について検査をする機械です。空気を吸い込んで内部被ばくすることとなりますので、まずは手前の機械で肺の検査をします。あちら側は甲状腺の検査のための機械です。

まだリハビリテーションセンターはガランとしていましたが、いよいよ9月から運営が始まるとのことで、もともとリハビリといえば日赤、というのがこの地域の共通した理解でしたが、その特徴を生かしてさらに機能が向上されることとなりました。

JUGEMテーマ:京都府舞鶴市ネタ
 

| あんしん・あんぜん | 2014.08.25 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
舞鶴市消防操法大会!
私は消防団は世界に誇る日本有数のボランティア団体だと確信しています。彼らは日ごろから地域の安全・安心のために昼夜を分かたず活動していて、実際に火災があれば仕事を放りだして駆けつけ、常備消防とともに消火に当たりますし、地震・台風などの災害があった場合にも家庭を顧みずに前線に自ら体を張って活動されています。今日はそうした彼らの操法大会が地元・舞鶴市で開催され、曇り空のちょうど良い気候の中、彼らの勇壮な姿を拝見させていただくことができました。

h260706:舞鶴市消防操法大会001
開会は舞鶴市東消防団の団長でもある小椋 舞鶴市消防協会長が開会の宣言をされました。

h260706:舞鶴市消防操法大会002
多々見 舞鶴市長が訓示をされています。

h260706:舞鶴市消防操法大会003
小型ポンプ車操法の様子、祖母谷消防団の画像です。

h260706:舞鶴市消防操法大会004
こちらは今大会のポンプ車操法で優勝した舞鶴市南消防団のパフォーマンスです。前評判も高く、他の消防団からも注目されていました。

h260706:舞鶴市消防操法大会005
開始前の東消防団の様子です。高ぶる気持ちを抑えることはできません。指導員は私の同級生の藤原君ですし、自分のことではないにしてもドキドキしました。

h260706:舞鶴市消防操法大会006
小型ポンプ車操法で優勝した岡田上消防団が多々見 舞鶴市長から優勝旗を授与されています。岡田上消防団は8月3日(日)に開催される京都府消防操法大会に舞鶴市代表として出場されることとなりました。彼らの暑い夏はこれからも続きます。

実際の火災の時には、この操法の時と同じ動きをするそうです。この手順を訓練することで実際の現場で役立つということですので、こうして操法大会が定期的に開催されることで各消防団の練度が維持・向上されるということに直結しています。こういうふうにして地域の安全・安心が保たれているんだなあと改めて実感し、消防団のみなさんに敬意の念を抱かずにはいられませんでした。

JUGEMテーマ:国防・治安・消防 

| あんしん・あんぜん | 2014.07.06 Sunday | comments(0) | trackbacks(0) |
本日の警察常任委員会。
京都府議会の6月定例会もだいぶ佳境に入ってきました。今日は昨日に引き続いての警察常任委員会に出席し、議案については全会一致で可決され、そのあとで警察本部所管事項全般について警察本部とやり取りする時間がありますので、そこで私も1点だけ質疑しました。私が取り上げたのは『カラーガード隊』についてです。
http://www.pref.kyoto.jp/fukei/fureai/koho_o/ongaku/index.html

カラーガード隊は警察音楽隊とともに警察本部の広報や府内の安全・安心に関わる普及啓発活動を行っており、その他にもフロアドリル・ステージドリル・街頭啓発パレードなど多岐にわたった活動を展開しています。もちろんそのすべては女性警察官で構成されているんですね。

その活動状況を尋ねてみると、今年については5月末時点で43回の派遣、これは昨年の同時期と同じペースということで、昨年・平成25年は全部で何と141回も、この広い京都府内の様々な所に派遣されたということでした。かなり多いとは思っていましたがこれほどとは思わなかったのでビックリしました。
また日常の派遣のないときは、規律あるキビキビとした行動やしっかり呼吸を合った一体感のあるパフォーマンスをするため厳しい訓練を重ねているということで、華やかな姿のその裏で大変な努力を重ねているとのことでした。

さてこの『カラーガード隊』、たくさんいる女性警察官の中からどうやって配置が決まっていくかといいますと、もちろん志願する人も中にはいるのですが、実際は特に厳しい環境に耐えうる人材を個別に選んで本人に打診しているということでした。

一方漏れ聞くところでは、カラーガード隊には入りたくないとかカラーガード隊に対するネガティブなイメージを抱いているものが多く、入隊の打診をされてもあまり積極的ではない女性警察官が多くいるということもありましたので、そのあたりを質問すると、警察学校などでのカラーガード隊の厳しい訓練状況を見ている女性警察官が躊躇したり尻込みしたりする事例などを挙げていました。

しかし『カラーガード隊』を経験した女性警察官はといいますと、同僚や先輩・上司から素晴らしく高い評価を得ているのです。もちろん京都府警の女性警察官はみなよく頑張っているという前提で、そのうえでカラーガード隊経験者はすべからく優秀で、その仕事ぶりや活躍には男性から見ても舌を巻くほどだという評価を私は何人もの警察官から聞かされました。

つまり京都府警察本部のカラーガード隊は、警察行政の広報や府内の安全・安心への普及啓発をするという本来の役割に加えて、優秀な女性検察官をさらにひとまわりもふたまわりも大きく育て、結果的として極めて優秀な女性警察官として再び現場に送り込むといういわば『人材養成機関』になっているという事実があるわけで、私はこれを活かさない手はないと思っているわけです。

なので私は『カラーガード隊の強化』を提案しました。これから京都府警も女性警察官の割合が高くなっていくことが予想される中で、女性警察官のクオリティを上げられる機関が今すでにあるわけですから、内容・質をさらに極めていくことと合わせて人員も増やすべきではないかと言いました。

女性警察官にとっては厳しいばかりのイメージしかないカラーガード隊の実際の府民に向けた活動を女性警察官に見せ、ネガティブなイメージを払拭させるなどの取り組みも始まったようですが、さらに『カラーガード隊のブランド』をもっと高め、誰もが憧れる存在、京都府の女性警察官になった以上はいつかあのカラーガード隊の制服を身に纏うことが目標になる、そうした存在に育て上げることが、資質の高い女性警察官を集め、また実際に極めて優秀な女性警察官を多く輩出する素地になるのではと考えています。

現在、京都府警察本部では女性警察官をいかにして最大限に活用していくかということの検討を始めており、その中でカラーガード隊の適正な人員配置も考えたいという答弁を得ましたので、今後の前向きな取り組みを大いに期待し、今後の推移を見守っていきたいと思っています。

JUGEMテーマ:警察 

| あんしん・あんぜん | 2014.07.04 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
京都府原子力総合防災訓練。
h260125:京都府原子力総合訓練004
大がかりな原子力防災訓練が京都府・舞鶴市・福知山市・綾部市の主催で開催されました。実際に地域で集合訓練が行われた後、そのままバスで本部となる福知山市の三段池公園に集合され、実地訓練が行われました。

h260125:京都府原子力総合訓練001
ひとたび災害が起これば天候など関係ないわけですが、大変良い天気に恵まれ、そんな中次々にバスで地域住民のみなさんが集まってこられました。

h260125:京都府原子力総合訓練002
そして施設の中に続々と入っていかれます。なかで放射線量を測定したり治療したりという流れが待っています。

h260125:京都府原子力総合訓練005
まずはこうして受付します。このことによってどの地域のだれが避難してこられたかが確認できます。ここで名前がないということはさらに安否確認をしなければならないということに繋がっていきます。この時点でケガがないかどうかで振り分けられていて、ケガ人は日赤病院の医療チームが対応することになっています。

h260125:京都府原子力総合訓練006
まずは線量の測定。防護服に身を包んだ人たちが待っているところに行くというのは訓練と言えど圧迫感を感じますね。

h260125:京都府原子力総合訓練007
こちらはケガなどをされている方々を受け入れる日赤病院の対応状況。

h260125:京都府原子力総合訓練003
その頃屋外では特にひどいケガや線量が高すぎて可搬型の施設では対応できない人を医療機関に搬送する訓練をされていました。

h260125:京都府原子力総合訓練008
また放射性物質が付着してしまっている人の除染作業も行うということで、避難訓練に参加していた消防団のみなさんも興味深そうに集まってきました。

h260125:京都府原子力総合訓練009
除染作業の訓練状況です。実際は衣服を脱がなくてはいけない場合もあるので、女性の対応をどのようにするか課題があると私は以前から提言してきました。この場面は陸上自衛隊が対応するのですが、避難されてきたおよそ半分は女性ですから、その方々の対応ができる大人数の女性スタッフの確保を想定すべきと考えています。

h260125:京都府原子力総合訓練010
実際はこのような剥き出しではなくてシートで覆われて中が見えないようになっているのですが、今回は訓練ですのでどういうふうにして除染作業をするのかイメージできるようにシートをつけないでいます。上部にシャワーがあるのが見えますね。洗い流されたお湯は当然のことながら汚染されていますので完全密閉してしかるべき対処が必要になります。衣服なども同様です。

h260125:京都府原子力総合訓練011
すべての訓練を終了した後、原子力防災研修をこうしてみんなで受けました。特に消防団のみなさんは熱心に聞き入っていました。

京都府の山田危機管理監は、『今回の訓練で見えた課題、気づいた問題があると思う。それをまた次の訓練で改善し、そうしたことを何回も重ねてクオリティーを高めていく必要がある。』というお話をされました。特に舞鶴市はUPZ30kmの中にほぼすべての市民が居住していますので、この8万人以上の地域住民を短時間で避難させ、安否確認し、スクリーニングをし、必要に応じて除染し、治療することは並大抵のことではありません。実際に訓練してみてその大変さを身に染みて感じざるを得なかったわけですが、しかし絶対に必要なことでもあるわけです。とにかく何度も訓練を重ねて経験値を積み上げるほかはありません。その一つのステップを今日、終えることができました。

JUGEMテーマ:天変地異、災害
 

| あんしん・あんぜん | 2014.01.25 Saturday | comments(0) | trackbacks(0) |
あれから2年。

今日は京都府議会の新年度予算案の審議は一休みで、常任委員会の開催日でした。主に平成24年度、つまり今年度の補正予算案の審議に充てられた日で、ですから予算特別委員会委員であるかどうかに関わらずすべての京都府議会議員が京都府議会に召集されました。

すべての常任委員会が同時進行で始まるのですが、その開催の冒頭に、東日本大震災における被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げ、亡くなられたすべての皆様方への哀悼の意を表し、全員で黙とうを捧げました。

2年前の今日は、統一地方選挙の日程が控えていたために京都府議会2月定例会の閉会日・最終本会議を開いていました。その閉会の数分前にあたる14時46分、後々『東北地方太平洋沖地震』と名付けられたマグニチュード9.0もの大地震が起こりました。本会議終了後に会派の控室に戻ると会派の職員さんが開口一番で『東北の方で大きな地震が起こって大津波が起こるとテレビが言っています』と私たちに伝えてきたのを昨日のことのように思い出します。

2年がたちましたが、復旧・復興はいつになったら果たせるのでしょうか。これまでにボランティアや調査で何度も現地に入っており、部分・部分では目に見えるものもあるのですが、全体を見渡すとその道のりははるか遠いことは誰でも実感するものです。

この1年で私の中で大きく変わったことは、娘が生まれたことです。去年の今頃はまだ人には言っていませんでしたが新しい命を授かったことを妻から伝えられていました。2人目が欲しかったのですがなかなかできなくて数年がたった中、ようやく授かった子。長男と11年も離れることになるこの子。半ばあきらめかけていた中でなぜ今になって2人目ができたのかを考えたりしました。

東日本大震災ではたくさんの犠牲者が出ました。いまだに見つかっていない方々が多くいらっしゃり、また子どもたちもたくさん亡くなりました。そんな中で長年できなかった子どもを授かり、私は勝手に運命的なものを感じたのです。東日本大震災という大災害でとんでもない数の人々が命を奪われ、今この国は、日本人として、もっと言うと人間としての生存をかけた運命との戦いを行っているのではないか。私たち夫婦も日本人として、これほどの大きな爪痕を国全体で癒し、復活させるためにもう一人子どもを育てるという大きなミッションを背負ったのではないか、直感的に自分自身がそう信じ込んだと言えます。

かといって父親の私が何をしているわけでもありませんが、私が思っていることと同じことを妻も抱いているようです。
以前のブログにも書きましたが、私の娘は『悠里』といいます。
『悠』の字は、悠仁親王殿下からいただいた、『ゆったりとした』、『延々と続く』という意味を持っています。
『里』の字は、人々が集う場所、そしてそこから八百万の神々とのつながり、山や川そして海とのつながり、都会とのつながり、しかし人が必ず帰ってくる場所、そんな様々なことを包み込める子になってほしいと願い、用いた字です。
名前をつける時もはやり東日本大震災のことを頭に置きながら考えました。

あれから2年がたち、日ごろの忙しさの中で大切なことを忘れてはいないか、自分の中でもきちんと整理をしておかなければならないと改めて感じた1日でした。


| あんしん・あんぜん | 2013.03.11 Monday | comments(0) | trackbacks(0) |
京都府防災会議・国民保護協議会。
京都府には京都府防災会議条例というのがありまして、この条例を根拠に『京都府防災会議』が設置され、もちろん会長は京都府知事で、各関係機関や民間の方に委員として名を連ねていただいています。そこには国の省庁の出先機関や府の担当部局、府内市町村の代表、さらに公共交通機関や医療・福祉関係団体や金融機関、商工関係団体等々が参画されており、今日の防災会議もいつもの通り大規模な会議となりました。

傍聴者もその関係の担当者などで席が埋まり、報道関係者もテレビを含めてたくさん来ていました。もちろん私の地元・舞鶴市役所からも担当者が来ておられましたが、ざっと見渡して、京都府議会議員は私だけだったように思います。

さて今回の中身は『京都府地域防災計画』のいくつかの見直しをしたのですが、特に重点が置かれたのが原子力発電所防災計画についてです。まずは国と京都府の取り組み状況をざっと概要説明され、おさらいをしました。
昨年・平成24年9月に国の防災基本計画の一部修正が行われましたが、内容としては政府の原子力災害への対応強化と住民保護対策・被災者支援の充実・強化などが挙げられます。また『原子力規制委員会設置法』が施行され、今年3月までに地域防災計画の策定(改訂)が義務付けられており、今日の会議もその一環となっているわけです。

今日はまず、『防災対策を重点的に実施すべき地域(UPZ)』を、高浜発電所で半径30kmに、大飯発電所を32.5kmに確定しました。まだ国と原子力発電所に関係する4府県との協議が終わっていないものの、おそらくこれで承認される見込みです。
次に広域避難計画が協議され、一時避難の避難先が盛り込まれました。

特定事故が発生したら直ちに避難等を実施する地域(PAZ)の半径5kmは舞鶴市民が77名いらっしゃいます。また高浜発電所のUPZ(半径30km)には京都府民が約127,000名で、そのうち舞鶴市民は89,000名です。舞鶴市民が避難するのは西方面、つまり兵庫県の方に逃げるという想定をしました。そうすると府県をまたいでの意思疎通が必要となりますので、関西広域連合の土俵でもっと具体的な内容を詰めていくということになりました。
府外に避難場所を求めていかざるを得ないのは舞鶴市だけで、福知山市・南丹市・京丹波町は自分の市町内で完結でき、綾部市・宮津市・伊根町は府内の他自治体への非難を想定することになりました。

気になるのは15,000人にも及ぶ入院患者や福祉施設の入所者、在宅要配慮者の避難についてです。こちらも具体的にどうすればよいのか考えれば考えるほど途方に暮れてしまいますが、行政と医療・福祉関係団体で『災害時要配慮者避難支援センター(仮称)』を立ち上げ、受入施設の要請・確保・受け入れを調整することとなりました。

避難手法の検討も大変です。『シンプルかつベスト』な状況下での原発事故の避難時間をシュミレーションしたところ、自家用車利用率が25%でバス600台を使用してUPZ(30km)外に出るまでの時間が10時間36分、またマイカーを利用する人が増えると格段に時間が遅くなってしまう傾向が分かりました。

では一方、バスがそれだけ確保できるかというとそうではありません。京都府バス協会によりますと、路線バスを除いたバスは府内の事業者で合計約700台所有していて、時期にもよりますが観光バスとして府外に多くのバスが出て行っているのでいざという時に即災害対応できるのはその2~3割ではないかというお話でした。またJRにしても高速道路にしても、大地震の場合、まず運航を全面ストップして安全を確認した後でなければ運用しないということなので、その時間も想定に入れなければなりません。

もちろん京都府地域防災計画がこれで完成したなどとは考えていませんので、さらにさまざまな想定での対応の肉付けを行っていくことになります。その都度順次報告したいと思っていますので、みなさまには今後も推移を見守っていただき、折に触れて叱咤激励やご指導いただければ幸いです。

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| あんしん・あんぜん | 2013.02.01 Friday | comments(0) | trackbacks(0) |
警察常任委員会での所管事項の質疑。
京都府議会の12月定例会、今日は常任委員会の2日目でした。今日は昨日質疑した議案の議決とその他の所管事項の調査の日です。所属の警察常任委員会で私も所管事項の調査のための質疑を数点行いました。

一つ目は最近、鉄道などで頻発している盗撮行為の取り締まりについてです。盗撮は携帯電話等でのものから巧妙な手口のものまでいろいろあるのですが、カメラ付きのダイバーウォッチやペン型のカメラなどを利用した盗撮もかなりあるというのです。京都府内でも盗撮の検挙件数が平成23年で69件のうち7件が、そして24年でも72件のうち4件がそうした案件だとの報告を受けました。
犯罪に利用されやすいようなデザインのものはメーカー等にひかえるようにできないものかと思うのですが実際はなかなかそうもいかないのが実情らしく、とにかく痴漢や盗撮の防止や検挙のために警察のスキルを上げていく、というお話でした。

次に京都市東山区の祇園で軽ワゴン車が歩行者を次々にはねて7人が死亡、12人が重軽傷を負った事件が4月にありました。現在調査中で、被疑者が死亡しているため本当に持病のてんかんによる暴走だったのかどうかも厳密にはまだ確定できていないということでしたが、いずれにせよ免許更新時等に運転の適性に関わる内容をしっかりと申告・確認できる枠組みを検討していく、ということでした。

また特に京都市内で問題となっている自転車の関わる事故や悪質違反の取り締まり、啓発についてです。昨年にこの件を京都府警察の重点課題として取り締まり強化を始めておよそ1年が経過し、現時点でのその概要について報告を求めました。
こちらはかなり頑張っている様子が伺えますがなんせ自転車の利用者は膨大です。数値で見ると若干改善がみられるものの、府民からは相変わらずマナー違反が多いとの苦情がたくさんあるようで、取り組みの方向性に若干の手ごたえを掴みつつあるのでさらに緩めずに取り組んでいくという内容でした。

4点目は水上警察についてです。京都は北部地域が海に面していますので、水上警察の部隊があるのですが、特に密猟について水産事業者からの切実な要望が上がっています。密漁者は一般人や釣り人などを装って岩場に行き、放流しているサザエやアワビなどを無断で取っていくという事件が後を絶ちません。海上保安庁や水上警察がそのために警らをするなど防犯に努めているのですが、船舶が見えると貝を海の中に投げ捨てて何事もないようにふるまうなどされてしまうので密漁は現行犯で抑えることが重要で、この対応には機動性が求められると私は思っています。
そこで活躍が期待されるのが水上バイクです。密漁への取り締まりに対する強い要望と併せて現在3台導入されている水上バイクについて質疑しました。

いろいろとやり取りをしていたら自分の質問の持ち時間がギリギリになったらしく委員長からその指摘を受けてしまいました。自分としてはまだまだ残り時間があるような感じでいたのですが、質問者は夢中になっていますので時間の経過が分からないことはしばしばあります。若干、消化不良になってしまいました。また次の機会もあるので、自分の考えも整理しておきたいと思います。

JUGEMテーマ:警察 

| あんしん・あんぜん | 2012.12.20 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
 
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